ハーレーパーツメーカー~MIKUNI

モーターサイクル好きであれば、知らぬ者はいない(と思われる)吸気系のスペシャリストが、今回ご紹介する「Mikuni(ミクニ)」。吸気系なんてカッコつけて言ってしまいましたが、サクっと言ってしまえば、キャブレターですね。
「Mikuni」って、どんな会社?
今に至る「Mikuni」の前身となる会社は、1923年、自動車・自転車およびその部品を輸入する”合資会社三國商店”として創立されています。1932年には、あのアマルの製造権を取得。1936年には蒲田工場を稼働させて、早くも吸気系スペシャリストへの道を歩み始めています。老舗中の老舗なのですよ。
さて、高性能キャブレターとして「ケーヒン」と並び称される「Mikuni」ですが、今回ご紹介する”HSR”はハーレー専用品として開発されておりまして、装着がスムーズだったりします。コレは装着作業が容易であるだけでなく、装着時に収まりが良いのがメリットとなっています。
キャブレターを一挙紹介!
品番:TM45-2PK
メーカー:Mikuni
価格:¥79,920(税込)
一番の売れ線商品がコチラの「MIKUNI製 HSR45キャブレター ポリッシュボディー」。ハーレー専用設計の強制開閉型キャブレターです。低速から高速まで、全域に渡って体感できるほど鋭く加速する非常に優れた高性能キャブレターです。
ノーマルのエアクリーナーは吸気効率が良くないためS&Sなどハイフローエアクリーナーキットへの変更をお勧めします。
また、メーカー製のチョークケーブル・クロームメッキ仕上げのトップカバーが装備されます。これがHSRの魅力ですね!ただし、イージーキットではありませんので、CVエアクリーナーアダプター(HS42/001-K)は付属しません。
96ツインカム、ビッグボアエンジン車輌に適合します。
品番:TM42-6P
メーカー:Mikuni
価格:¥71,820(税込)
続いては、「MIKUNI HSR42 ポリッシュボディ」。同じ”HSR”ラインですが、口径42mm。ミクニ製のチョークケーブル・クロームメッキ仕上げのトップカバーが装備されています。
コチラは、ビッグツイン【EVO・ツインカム】のキャブレター車輌に取付できます。
品番:G45-4
メーカー:Mikuni
価格:¥98,280(税込)
最後にご紹介するのは「MIKUNI HSR45キャブ トータルキット ツインカム用」。
キャブ本体は冒頭で紹介したのと同じ”HSR45″ですが、コチラはマニホールドからエアクリーナーまでのセットになります(エアクリーナーカバーをとめるボルトとマニホールドシールは付属しません。純正ボルトをご使用ください)。付属ジェットは、メイン:170番・180番。
99-05年式ツインカム用 1,580cc以上もしくは、排気量アップされている車両に適合します(06年式ツインカムにはお取り付けいただけません)。
キャブ交換は慎重かつ大胆に!
いかがでしたでしょうか?今回は駆け足で「Mikuni」の歴史を振り返りつつ、同社製キャブレターをご紹介してみました。
キャブレターは超重要な機能パーツ。その交換によりパフォーマンスが激変します。その感動は、キャブ交換を行った者にしか味わえません。が……素人作業で行ってしまうと不調の原因となります。
ご興味を持たれたら、まずは適合車種の確認から!慎重かつ大胆に、キャブ交換にチャレンジしてくださいね。自信が無い方は、作業はプロの手に委ねるのが得策かと思います。