ハーレーから新型EVダートバイクがラインアップ!

ハーレーが電動バイクを発売する、というのは、もはや噂話ではなく、ハーレー本社から正式発表された事実。まぁ軽めにいっても予定であります。
それについては過去記事でご紹介した通りでして……
この「LiveWireTM」というスポーツモデルが、2019年8月にリリースされることになっているのであります。
が、今回ご紹介するのは、別の車両。なんと……スクランブラーとダートバイクなのであります!
コレがハーレーの電動スクランブラーだ!
それがコチラ!まずはスクランブラーからご紹介しておきまっす!
本車両は未だコンセプトモデルの段階なのですが、免許非保持者にも乗ってもらえるように、欧州のLEV(Light Electric Vehicle=電動軽車両)規格に当てはまるプロダクトデザインを目指したそうです。そのLEVというのは、総重量100㎏未満、最高速度時速45㎞未満の車両のこと。ですからイメージ的には、日本の電チャリ以上、原チャリ未満、のスペックとなります。
ボディの中央の空洞部は、今後開発され進化していくバッテリーを入れるためのスペースなのだそうです。じゃぁ、その下のボックスには何が入るんだよ、という突っ込みが入りそうですが……それに関する言及はありません。
フロントフェイスは中々にイカしています。ヘッドライトはリング形状のLEDを搭載。これはダイソンのテクノロジー……ではないでしょう(笑)。フロントフォークは倒立タイプです。
例のボックスには「HARLEY-DAVIDSON」と刻まれていますが、何が入っているのでしょうか?
車両全体を通してもですが、リアはミニマルデザインを象徴している感じです。最後に、ハーレー公式のリリースを転載しておきます。
この電動軽車両コンセプトは都市での運用を想定して設計されており、基本的に誰でも簡単に乗れるようになっています。クラッチもシフトもなく、軽量で、将来的にはバイクの免許がなくても乗れるようなものにしようと試みています。バッテリーは交換可能かつ片手で持ち運べるものを想定していて、かつハーレーのデザイン性を損なわないように設計してあります。
コンセプトは伝わったと思います。実際に製造する際には複数のモデルバリエーションになるかもしれません。ここで発表されているモデルが、必ずしも市場で買い求められる形になるとは限りません。
まぁ早い話、昔から何度もハーレーが挑戦しては失敗した、大排気量エンジンの代わりに売らんかな精神を満載したコミューター、それがこの電動スクランブラーの正体になります。
ハーレーの電動ダートバイク!
さて、上掲の電動スクランブラーと共に公開されたのが、このダート型。電動スクランブラーと同じくEUの電動軽車両規格に収まっていると思われます。
が……ハーレーは、こんなん欧米で本当に売れると思っているのでしょうか?もし答えがYESなら、ハーレーは潰れてしまうと思うのですが……恐らくきっと間違いなく、ハーレー本社でも、この2台の電動コミューターは欧米ではイマイチ売れないと分かっているはず。だって……ヨーロッパの電チャリって既に凄まじい完成度に達しているのですから。
では何処で……ってなるのですが……そりゃあなた、中国とインド、東南アジア狙いに間違いありません。拡大を続ける市場にハーレーブランドで殴り込みをかける。その先鋒となるのが、この2台の電動バイクなのであります。