ハーレーパーツメーカー~MAGURA

細々と淡々と、ハーレーダビッドソンのパーツメーカーを紹介している本コラム。今回は……前回“Öhlins(オーリンズ)”と比較してしまうと地味ではありますが、ちょっと面白いメーカー。”MAGURA(マグラ”をご紹介します。
その歴史から、意外な事業内容、その魅力的な商品をササっとご覧いただきましょう!
MAGURAは1893年にドイツで設立された機械メーカー!
MAGURAが設立されたのは、なんと……1893年のこと。ドイツ南部のバートウーラッハという所に設立されたそうです。BMWが初めて市販したモーターサイクル「R32」の頃から、ハンドルバーやブレーキ、油圧クラッチ等を供給していた、唯一正しいさぷらーやーでもあります。
で、筆者のようなオッサンバイカーにとってはMAGURAといえばハンドル! MAGURAのセパハンをカフェレーサーに装着するのが定番だったわけですが、同社の名を世界に知らしめた製品は、実は自転車用品。1987年に発売したマウンテンバイク用の油圧式ブレーキでありました。
そんなわけでMAGURAは今でも、自転車用パーツとモーターサイクル用パーツのサプライヤーであり、同時に自動車のほか、車椅子、農業機械、医療用ベッドなどなどに使われる、いわゆる機械メーカーなのです。それと同時に、私達が愛するカスタムパーツメーカーでもあると……そういうことなのです。
MAGURAのバイク用製品はブレーキ系とハンドルバーがメイン!
そんなMAGURAですが、バイク用製品は油圧ブレーキ系とハンドルバーがメインとなっています。例えば……
この「BMW1200GS LC用 CNCレバー・カバーキット」なんかは、現代のMAGURA製品らしさが良くでています。先に記したように、MAGURAは1923年より90年もの間、BMWモトラッドのモーターサイクル完成車に純正部品を供給してきました。そして2013年に90周年を迎えたことを記念して、この素晴らしいレバーとカバーが作られたのであります。
MAGURA製品の特徴は、ドイツメーカーらしい高い加工技術があげられるでしょう。本製品もCNC加工により高精度で削り出されています!
コチラの「X-LINEハンドルバー」は、アルミ製のハンドルバーにショットブラスト加工を施したもの。軽量、高強度であり、ショットブラスト加工の効果もあり、極めて高い耐久性を誇ります。モトクロス、スーパーモタード、フリースタイルモトクロスなどのトッププロライダーからのフィードバックと、数千キロにも及ぶオフロード走行テストによる結果を受けて設計されているそうです。
エンデューロ、モトクロス、スーパーモタード、ネイキッドバイク、ストリートファイターやツーリングマシンなど、さまざまな種類のモーターサイクルに対応できるラインナップも魅力なのです。
MAGURA製品は日本の輸入元MCインターナショナルから購入しよう!
ということで今回は、MAGURA社を紹介してみました。同社製品は、日本ではMCインターナショナルが輸入元となっています。アフターサポートなども期待できますから、ネット通販等で海外から引いたりせず、同社から購入することをおススメしたいです!