ブレーキフルードの交換時期や費用、フルード液の種類について学ぼう!

投稿日:2022-08-24

先日はブレーキの鳴き=キーキー音が出てしまう原因と対策法などをお伝えしました。

【素朴な疑問】どうして新品のブレーキでもキーキー音が鳴るのか?

その記事のなかで、ブレーキパッドは1万kmごとまたは車検ごとに交換すると良いのでは、とお話しました。

では、ブレーキを作動させてくれるブレーキフルードは、どのくらいで交換すべきなのでしょう? 今回は、その交換期間や費用、フルードの種類についてのお話です。

 

ブレーキフルードは車検ごとに交換すべし!

そもそもブレーキフルードとは、油圧式ブレーキにおいて、バイカーによるレバー操作をパッドに伝える役目をしてくれる、仲介者であります。機械式ブレーキにおけるブレーキケーブルと同じ役割をしています。

なのでブレーキパッドと同じように、ブレーキを操作するたびに毎回、圧縮・解放を繰り返されて劣化して行きます。また、ブレーキフルードは経時変化により劣化します。あまり乗っていないから交換しない、ということは成り立たないのです。ということで、特に街乗りが多いバイカーさんであれば、走行距離が少なくても酷使されている可能性があるわけです。そのためブレーキフルードは車検ごとに交換するのが吉、なのです。

ちなみに、ブレーキフルードの交換費用ですが、フルード本体+工賃で前後合わせると2万円程度というのが相場だと思います。フロントシングルのみであれば、5,000円以下でお願いできるのが普通ですが、フロントダブル(ABS仕様)であれば1万円以上は覚悟しましょう。リアも同様です。

 

ハーレーに使われるブレーキフルードはDOT4とDOT5の2種類あり!

続いては、ブレーキフルードの種類について。ブレーキフルードの話題のなかで「DOT」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは米国自動車安全基準で定められている規格のことで、ブレーキフルードの沸点特性により分類されています。

で、ハーレーに使われるブレーキフルードはDOT4またはDOT5、の2種類でありまして、DOT4は……ドライ沸点:230℃以上、ウエット沸点:155℃以上、主成分はグリコールです。一方のDOT5は……ドライ沸点:260℃以上、ウエット沸点:180℃以上、主成分はシリコンです。

ということで、DOT4とDOT5のブレーキフルードは成分が異なりますから、必ず自車で定められたDOTのフルードを使うこと、また混ぜるのは厳禁です。

 

DSI製 ブレーキフルード DOT4(355ml)

品番: 3703-0057

メーカー: Drag Specialties

価格:¥1,034(税込)

当店で人気No.1なのが、この「DSI製 ブレーキフルード DOT4」。内容量:355mlです。

DOT4の純正採用は2005年以降ツーリング/2006年以降VRSC・ダイナ系・ソフテイル系/2007年以降スポーツスターです。

 

DSI製 ブレーキフルード DOT 5

品番:3703-0058

メーカー: Drag Specialties

価格:¥2,816(税込)

続いてご紹介するのは、同じくDSI製のブレーキフルード DOT5=シリコン系355ml。

適合外車種=下記車両は適合致しませんのでご注意ください:2005年以降 ツーリングモデル・2006年以降 ダイナ/ソフテイルモデル・2007年以降 スポーツスターモデル

 

スペクトロ ブレーキフルードDOT4

品番:SP-011

メーカー:SPECTRO

価格:¥2,134(税込)

続いてご紹介するのは、これまた人気のスペクトロ製のブレーキフルードDOT4、355ml。

最新のブレーキシステムに求められる高い性能を満たしたノンシリコンブレーキフルードです。一般的なDOT4よりも沸点を高く設定し、レースに見られるシビアコンディションでも機能します。DOT4指定のブレーキシステム,またABSに使用可能です。

 

スペクトロ ブレーキフルードDOT5

品番:SP-010

メーカー:SPECTRO

価格:¥3,740(税込)

最後にご紹介するのは……SPECTRO  ヘビーデューティーブレーキフルードDOT5。

従来のDOT5のスペックを上回るように作られたハーレーに理想的なシリコン系ブレーキフルードです。吸湿性を持たず水分を吸収しません。長期間安定性が持続します。また塗装を痛めないため安心して使用できます。

DOT5指定の全てのブレーキシステムに使用可能です。

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