あのビューエルがローランドサンズとタッグを組んで完全復活!

当コラムの読者さんであれば皆さんご存知であろう、ハーレーをベースにしたスポーツモデル、ビューエル。レースシーンでの成功、そして魅力的なロードスポーツモデルの開発&生産に成功して、一時はハーレーの一部門になった時期すらありましたね!
その後、倒産→再興を繰り返していましたが、なんと今、ビューエルは復活を遂げています。そのうえあのローランサンズとタッグを組んで完全復活を遂げようとしているのです!
ビューエルが復活!2023年モデルを受注しているぞ!
ビューエルといえば、2002年に生産が開始された「XBR9 Firebolt」が看板モデルです。極太のアルミ製フレームにハイパワーなVツインエンジンを搭載。極めて短いホイールベース、排気系まで含めてマスの集中化を図った、極めてユニークかつマッスルなモデルでありました。
技術的にもチャレンジが行われたモデルであり、リムオンディスクブレーキの採用がその象徴。今でも一部で熱狂的なマニアに支持されています。
その後の紆余曲折は省略しますが、そのビューエルが2023年モデルを受注しているのです!
スーパースポーツモデルの「Hammerhead 1190」が現在のフラッグシップモデルです。
総排気量1,192ccの72° V型2気筒水冷エンジンを搭載。最高出力は185hp@10,600 rpmを誇りますからかなりのもの。それを支えるのはビューエルお得意の極太アルミ製フレーム。フロントのリムオンディスクブレーキも、あの日のままでございます!
車両重量は190kgといいますから超軽量! 残念ながらホイールベースは明記されていませんが、排気系を含めたマスの集中化を行っている感じもあり、なかなかに魅力的な仕上がりと思われます。
「Hammerhead 1190」のネイキッド版に該当する「1190 SX」というモデルもラインナップされています。
ざっと眺めた感じエンジンのスペックは一緒ですし、車体構成も良く似ています。Vツインエンジンを搭載したハイパフォーマンスなストリートファイターって感じの仕上がりです。
注目はローランサンズとのコラボモデル「Super Cruiser」
しかしですよ、これまで何度か復活→生産中止を繰り返して来たのがビューエル。2023年モデルって聞いても、ちょっと信ぴょう性に欠けるわけですが、この2025年モデルとして発表した「Super Cruiser」はなんと、大御所ローランサンズとのコラボモデルなのです。公式サイトが言っているのですから本当でしょ?
エンジンの総排気量は不明ながら最高出力は175hpでVツインとのこと。RSD の手によるスイングアーム、倒立タイプのフロントフォーク、17インチ ホイール、それにブレーキシステムを搭載しています。
ですのでクルーザーといえども、こんなパフォーマンスが期待できてしまうわけです!
同じく2025年モデルとして「Baja Dune Racer」が掲載されています!
そして、ビューエルの黒歴史になるのではないかと心配していた「Super Touring」も無事に2025年モデルとして存続しています!
ということで今回の復活には期待できる。そういう結論に至りました!