突然雪が降ったらどうする?雪道で滑らない走行方法と注意点

投稿日:2023-12-05

初霜が降りましたね。もう師走ですから当然ですが、寒さが厳しくなってきました。突然雪が降ってきたなんてことも、充分あり得る話です。

そこで今回は、雪道で滑らない走行法と注意点についてご紹介いたします。

 

ハーレー用のスタッドレスタイヤは存在しない!

四輪車であれば、関東以北では多くのドライバーがスタッドレスタイヤに交換します。これで心配なく(慎重に、ではありますが)雪道も走ることができます。ところが残念なことに、ハーレーに合う、というか一般的なモーターサイクルに合うサイズのスタッドレスタイヤは、世の中に存在しません。

筆者の調査によりますと、ビジネスバイク用として「スノータイヤ」としてラインナップされているのみです。単純に、雪道をバイクで走る人がいない、ということでしょう。まぁ当然です。滑って転ぶ危険がありますから……

 

雪道ではすべての操作を慎重に!

では、突然の雪に見舞われたらどうすれば良いのか、と言いますと、一番良いのはあきらめる。ハーレーは安全な場所に停めて、公共交通機関を利用しましょう。ただ、それもできない場合があります。そんなときは……

あらゆる操作を慎重に行うこと、が大切です。

具体的には……

・スロットル操作

・ハンドル操作

・ブレーキ操作

を、極力丁寧に行うこと。そして、スピードを出さないこと。

雪道でもっとも恐ろしいのは、フロントタイヤの横滑りです。スピードさえ出ていなければ、リヤは(ライダーの腕前にもよりますが)なんとかなりますが、フロントが横滑りすると、その瞬間に転倒してしまうのです。

ということで、あらゆる操作を極めて慎重に、そしてスピードを出さず、ゆっくりゆっくり、雪道を抜けるまで走行する。それしかありません!

 

凍結防止剤に注意すべし!

最後に、雪道や凍結路を走行する際の注意点を挙げておきます。

それは……凍結防止剤に注意すべし!ということ。雪が多く降る地方の方にとっては当たり前かもしれませんが、こうした地域では冬季になると、路面に白い粒=凍結防止剤が撒かれます。これが路面を凍結しにくくしてくれるのですが、一方でハーレーに限らずモーターサイクルにとっては要注意!滑りやすくなるのです。

ですから、雪道の走行時と変わらず、冬期に降雪地域をモーターサイクルで走行する際は、急な操作を行わないこと。それが極めて重要です。

また凍結防止剤が車体に付着することで、錆やすくなる、という話もありますね。北国で販売される自動車は予め対策されているのも、この凍結防止剤が一つの原因となっています。ですので、帰宅したらしっかりと洗車して、凍結防止剤を洗い流しておくことを強くおススメしています。

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