【冬場のハーレー対策】プラグ被りに要注意!これだけはハーレーに常備しておこう!

いよいよ冬本番ですね!この時期になると、キャブレター仕様のハーレーはプラグが被りやすくなります。
今回は、冬場のプラグにまつわるお話です。
「冬はプラグが被りやすい」は本当!
「冬になると気温が下がる→気温が下がるとガソリンが気化しにくくなる→液体の燃料がプラグを被らせる」、これがプラグ被りのメカニズムです。これを避けるには……
・キャブレターの調整をする
・バッテリーを充電させて強い火花を飛ばす
という方法で、とりあえずお金をかけずに対応できます。
プラグ被りをプラグで対策する!
プラグ被りを防ぐためには、プラグそのものにも気を配ることが重要です。
気温低下による空燃比のズレを修正し、良好な火花を飛ばせる状態であっても、プラグそのものが摩耗していて火花が弱ければ、それがプラグ被りの原因となってしまいます。
プラグは消耗品ですから、一定距離走行したら交換する必要があります。交換頻度の目安は一般的に3,000~5,000kmごととされています。車種や使用状況によっては、車検ごとの交換では間に合わない場合もあるため、キャブ車に乗っている方は、冬に入る前にプラグを交換しておくことをおすすめします。
プラグが熱を逃がす度合いが熱価!熱価に気を付けてプラグ交換すべし!
プラグ交換をする場合、プラグの熱価に配慮することも重要です。
プラグの熱価とは、プラグが熱を逃がす度合いのことを指します。プラグの熱価が低すぎると、プラグの温度が上がりすぎて異常燃焼を起こし、プラグ電極が焼け落ちてしまうことがあります。逆にプラグの熱価が高すぎると、プラグの温度が下がりすぎて発火部にカーボンが溜まり、電気が逃げてしまい火花が飛ばなくなってしまいます。
以下に、常備しておくと安心なおすすめ商品をご紹介します。プラグはいずれも安価ですので、被りを予防するためにも常備しておくことをおすすめします!
NGKプラグ BPR5ES
品番:BPR5ES
メーカー:NGK
価格:¥693(税込)
ねじ長:19.0mm(ロングリーチタイプ)
こちらは、純正5RL・チャンピオンRN13LYCと同等の「NGKプラグ BPR5ES」です。※BP5ES(抵抗なし)はメーカー廃盤となりました。
1975-99年ショベル〜EVOビッグツイン(ポイント点火用)用で、1本の金額です。
数字の「5」は熱価を表しており、タイプで言えば「焼け型」=冬場に適したプラグとなります。「6」は標準、「7」は夏場に適したプラグです。
チャンピオンスパークプラグ RN12YC
品番:RN-12-YC
メーカー:CHAMPION
価格:¥704(税込)
続いてご紹介するのは、CHAMPION製スパークプラグ「RN12YC」です。
1975~1981年式ビッグツイン、1984~1999年式ビッグツインに対応しています。
元々ハーレー純正プラグを手がけるメーカーであり、プラグ自体も世界中で市販車からレーサーまで採用されているため信頼度は高いです。適合が細かく分かれているのも納得ですね。
数字の「12」は熱価を表しており、「12」はNGKの「5」相当です。低速型エンジン=ハーレーに適したプラグです。
ユニバーサルプラグホルダー
品番:5100-9600
メーカー:GUTS CHROME
価格:¥4,983(税込)
ちらは、予備プラグを携帯するのに便利な「ユニバーサルプラグホルダー」です。
1インチフレーム(SHOVEL・社外リジットフレームなど)、1インチハンドルに取り付け可能です。こうしたアイテムを活用して、スマートにプラグを携行しましょう!