それでは今回は、そんなバイクのグリップをカンタンに交換するDIYをご紹介しよう。
まずはグリップを外そう
エアツールを使うことで非常に簡単にグリップをハズすことが可能となります。個人的にエアツールを持っているという方は、ホースの先をエアガンに変え、グリップの隙間に空気を入れながら引き抜くと、いとも容易くグリップを外すことができます。また、ほぼ100%と言っていいほど、バイク屋さんにはエアツールの設備がありますので、懇意にしているバイク屋さんがあるのなら、そちらでお借りするのがベストでしょう。
エアツールが使える環境になく、また、使用済みのグリップを捨てる気ならばカッターで切ってしまうのが一番てっとり早いです。この方法なら、それこそ5分も必要なくグリップの交換が可能となります。
切らずにキレイに外したい
純正グリップから別のグリップに変えたいと思うのはライダーの常。しかし、キレイなままの純正グリップを保管しておきたいと考えるのも、また人の常です。そんな方のために、カッターで切ることなくグリップを外す方法をご紹介しておきましょう
まず、用いるのは「速乾性のパーツクリーナー」とマイナスドライバーです。パーツクリーナーは何故、速乾性でないとダメかというと、単なるパーツクリーナーではグリップの内側が溶けてしまう可能性があるからです。
そしてグリップとハンドルバー(スロットル)の隙間にマイナスドライバーを入れ、そこに速乾性パーツクリーナーを噴射する。これをぐるりと一周分、吹き付けることで、大概のグリップは外れるようになります。ちなみに「KURE 5-56」のような金属用潤滑剤を使用すると、グリップ自体は同じようにハズれますが、グリップ内部が劣化したり変色する恐れがあります。くれぐれも間違えないようにしましょう。
グリップを外したら今度は装着
装着はさらに簡単で、基本的には先ほどまでの工程を逆再生することですんなりと装着できるようになります。
なお、クリップオンハンドルなどのドロップ気味のハンドルの場合は、グリップを装着するこのタイミングで、グリップとハンドルの間に接着剤を塗っておくと、後々グリップがズレたりすることなく、安心して使えるようになります。グリップ用の接着剤としては、コニシ「G-17」あたりはプロでも使っている方が多いと聞きます。試してみてください。