メーターの位置や大きさでも整備不良になってしまう可能性があるのか?

バイクをカスタムするには、様々ポイントがあると思いますが、最初に手がけるカスタムと言えば……ハンドル、マフラー、シートの交換あたりが、手間の割に印象がガラリと変わることから一般的なのではないかと思います。ガソリンタンクも変えてしまうと、さらに異なった印象を与えることでしょう。誰のバイクとも違う、自分だけのモーターサイクルを手に入れたいというのは、バイカ−ならば一度は考えたことがあると思います。
さて、上記したパーツはいずれも保安部品にはあたりませんので大胆なカスタムを施してもそれほど問題はないと思いますが、これが保安部品ともなるとまた話は変わります。今回は、そんな保安部品についてのお話です。
スピードメーターの有無で整備不良になる?
保安部品と言えば、ヘッドライト、テールライト、ウインカー、スピードメーターなどがそれにあたりますね。ヘッドライト、テールライトに関しては、公道を走るバイクであれば、全ての車両に装備されている最低限の装備です。ウインカーに関しては、旧いモデルにはそもそもウインカーがない車両も存在します。そういったモデルに関しては、ウインカーがなくても車検を取ることは可能なようです。ですので、ウインカーレスの車両は確かに存在します。要するにウインカーがない車両はハンドシグナルで補えということですね。
では、最後に残ったメーターです。こちらはどうなのでしょう?よくスーサイドにカスタムされた車両などにはメーターメーターがない、ハンドル周りをシンプルにしたカスタム車両も存在しますが、これはダメです。警察に見つかれば整備不良の切符を切られてしまいますし、もちろん、そのままでは車検も通りません。ウインカーとは違い、メーターは必要不可欠な保安部品なのです。
スピードメーターの位置や大きさで整備不良になる?
スピードメーターが付いていない車両は整備不良の切符を切られたり、車検も通らないなど、明らかに違法改造車両となります。では、メーターが付いてさえいれば問題ないのかというと…それも違います。メーターは、保安基準では運転者の直接視界内に配置されていれば良いとされています。つまり、バイクに跨っている状態で、視界内に入っていれば問題ないということです。必ずしもハンドルの上に付いていればいいというわけではないのですね。
では、直接視界内に入ってさえいれば大きさなども関係ないのかというと、その通りだそうです。とにかく視界内に入って、きちんと作動するスピードメーターさえ備えていれば、整備不良の切符は切られないし、車検もそのまま通るということです。
保安部品のカスタムは微妙
純正ではなく、社外品のスピードメーターに付け替えたいという方も少なくないことでしょう。ハズしたいというアウトローは論外ですが、大きさ、形状に関しての規制は存在しないようです。とにかく視界内に作動するスピードメーターが装着されていれば問題ないということですね。
他のパーツとは異なり、保安部品のカスタムに関しては気を配ったほうがいいかもしれませんね。ルールに従ったカスタムをしていきたいものです。
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