備えあれば憂いなし!ハーレーのベルトやチェーンの交換時期を2分で知る

バイカーにとって、出先でのトラブルほど悩ましいことはありませんよね?「チェーンが切れた!」なんて苦い経験をしないためにも、チェーン&ベルトのメンテナンスはしっかりしておきたいものです。定期的な洗浄&注油と張り調整を怠らないのが、何より大切です。
チェーンの交換時期
さて、現在のハーレーはベルトドライブになっていますが、当然のことながら中古車・旧車ではチェーンの車両もたくさんあります。で、チェーンの交換時期ですが……すみません。●km走ったら交換とは、一概に言えないというのが筆者の考えです。走行条件や日々のメンテナンス状態によって、寿命が変わってくるからです。一般的には10,000kmくらいは普通にイケますし、筆者は30,000km無交換でも全然平気でした。
ということで、交換の目安についてお話しますと……チェーンの張り具合が乗車時で25mm以内に設定できなければ、それが交換時期と言えます。あと、異音がする場合や、チェーン飛びが発生したときも、偏摩耗や一部コマに硬直が起こっている可能性が高く、これも交換時期となります。
ちなみに、定期的な注油(500kmごと)をしておけば簡単には起こらないのですが、腐食や錆、異物の噛み込みなどで、寿命が縮まってしまう場合があります。またスプロケットの摩耗もチェーン寿命に影響を与えます。
ということで、チェーンの張り調整範囲を越えたときや、異音がしたとき、チェーン飛びが発生したら、交換時期となります。なお、チェーンを交換する際には、スプロケットも一緒に交換します。
PB Oリング530チェーン 120リンク
品番:2700-2053
メーカー:PLOT
価格:¥9,525(税込)
プロトオリジナルの530Oリングチェーンです。120リンク。メンテナンスとしての交換ばかりでなく、カスタムなどでリンク数がはっきりと分からない場合は現車に合わせてカットが必要になるのでこちらがオススメです。信頼の日本製で、精度、強度共に申し分有りません。
PB Oリング530チェーン 120リンク
品番:2700-1003
メーカー:GUTS CHROME
価格:¥5,182(税込)
リア ドライブスプロケット 48T クロームメッキ仕上げ。適合車種・年式は、1973-85年の4速ビッグツイン&1979-81年XLです。リアドライブスプロケットは丁数が下がるほど最高速仕様になります。本製品は9.3mmオフセットタイプになります。
ベルトの交換時期
さて、続いてはベルトの交換時期についてです。コチラもまた極めて難しいのですが……筆者の友人には「15万km交換しなかった!」という剛の者もおります。基本的にメンテナンスフリーなのがベルトドライブなのですが、必要となるのはテンションを確認しておく、という作業になります。ベルトテンションゲージを用いて作業しますが、これはショップで見てもらうと良いかと思います。
なお、定期的にテンションを規定に保っておけばメンテナンスフリーなベルトドライブですが、チェーンドライブと同じように、異物の噛み込みによる破断は発生してしまうようです。多こればかりは”運”が関係しますから、どうしようもありません……。
ということで、ベルトドライブの場合はテンション調整を定期的にしておけば、基本的にメンテナンスフリー、ということです。
PB Oリング530チェーン 120リンク
品番:A100-0208s
メーカー:GUTS CHROME
価格:¥53,460(税込)
実はコチラはカスタムパーツなのですけど……面白いからご紹介しておきます。チェーンドライブをベルトドライブに変更するキットです。
高品質な素材に表面はハードアルマイトを施しています。ベルトも強度にこだわり他社ドライブベルトと比較して1.4倍の強度を出したオリジナルドライブベルトを使用。高品質・低価格を実現したベルトドライブキットです。
クラッチ板、スチールプレート、クラッチハブは純正形状のものがそのまま使えます。取り付け後はキックスターターのみになります。取り付けにはオルタネーターカバー(品番7100-2039)、ベアリングサポート(品番1120-0002)などが別途必要。これからオープンプライマリーを目指す方、こちらがお勧めです。
適合:1965-84年の4速ビッグツイン
チェーン&ベルト。どちらもメンテが大事!
いかがでしたでしょうか?今回は、ハーレーのベルト&チェーンの交換時期について、お伝えしてみました。大切なのは日頃の行い=メンテナンスです。突然の不具合が発生しないよう、定期的な張り調整と注油をお忘れなく!