スポーツスター乗り必見!スポーツエンジンで三拍子は出せるのか!?

ハーレーと言えば、子供でもソレと分かる独特のアイドリング音。アメリカ人はコレを「ポッ・テイ・トッ」「ポッ・テイ・トッ」「ポッ・テイ・トッ」と聞こえる、というのは有名な話ですよね?
特に顕著なのがハーレーの旧車。ナックルやショベルであれば、低回転でのアイドリングにより見事な三拍子を奏でてくれます。
スポーツスターで三拍子は出せる⁉
そんなハーレーの代名詞ともいえる三拍子ですが、近年はソレを出すのが難しくなっています。というのも……そもそも現代のハーレーはビッグツインを含めて、三拍子が標準ではないからです。ビッグツインであれ、アイドリングを落とさねば三拍子は出ません。ところが、オイル潤滑とそれに関連した耐久性、それに充電といった面で、回転を落とすことで、異常を来たすわけです。
例えばスポーツスターで三拍子を出そうとするならば……まず基本中の基本として、マフラーは交換しておきたいですね。あの三拍子の発信源はアイドリング音=エンジンと言えど、排気音は重要です。それから……アイドリングを落とすには、インジェクションをチューニングせねばなりません。昔のように機械的に点火時期を調整していた車両ならともかく、現在はインジェクション。ここを変えることでアイドリングを800回転付近に設定する必要があるのです。また、吸い込む空気量を増やす、ということで、エアクリを変更しておくと良いようです。
ところが……ここまでやったところで、そもそも論的になってしまいますが、設計段階でのアイドリング回転数は800回転などにされていないため、必要量のオイル潤滑ができません。なので熱的に厳しいからオイルクーラーを装着して、というような話でなく、オイルが必要な場所に行き渡らないわけです。スモールエンドに悪影響を与える、という話を聞いたこともあります。
スポーツスターで三拍子は……無意味!
ということで結論!スポーツスターで三拍子は諦めましょう!Googleさんに聞いてみると、オイルポンプを交換したり、ピストンや充電系(発電用コイルなど)を交換すれば……みたいな話が出ていますが、そこまでやって音だけ変える意味が見出せません!
夢や希望もない結論ですが、スポーツスターで三拍子は無意味!これでお願いしまっす!