ヘッドライトとウィンカーのレンズカラーは何色でも大丈夫!?

ハーレーに限らず、日本の公道を走るモーターサイクルには等しく、ヘッドライトとウィンカーが搭載されています。
今回は、その色についてのお話。「ヘッドライトとウィンカーのレンズカラーは何色でも大丈夫!?」と題して、ご紹介してみましょう。面白い答えになりますから、かなり理屈っぽいお話ではありますが、読んでみてくださいね!
ヘッドライトのレンズカラーは何色でも大丈夫!?
ヘッドライトとウィンカーの灯火色は何によって定められているのかと申しますと……それは「道路運送車両の保安基準」。が、しかし、そこにはヘッドライト(前照灯)とウィンカー(方向指示器)を装備せねばならない、とだけ記載されており、詳細は「告示」による、とされています。
ということで、まずはヘッドライトのレンズカラーに関する告示とは何かといえば……「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2015.06.15】〈第二節〉第260条 前照灯」にて決められています。
前照灯の灯火の色は、白色であること。
とされています。一方で、前照灯の灯火色に関する保安基準は平成18年1月1日付で一部改正されており、それまでは白色または黄淡色と定められていました。ですので、同時期以前に生産された車両であれば、黄淡色の前照灯もOKなのです。
ウィンカーのレンズカラーは?
続いては、ウィンカー(方向指示器)の灯火色についてですが、コチラは道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2009.10.24】〈第二節〉第 137 条(方向指示器)にて決められています。
第 137 条 方向指示器の灯光の色、明るさ等に関し、保安基準第 41 条第2項の告示で定 める基準は、次の各号に掲げる基準とする。この場合において、方向指示器の照明部の 取扱いは、別添 94「灯火等の照明部、個数、取付位置等の測定方法(第2章第2節及 び同章第3節関係)」によるものとする。
二 方向指示器の灯光の色は、橙色であること。
ということで、コチラ橙色。なのですが、ウィンカーの保安基準も変更されてきた経緯があり、1973年(昭和48年)11月30日以前に製造された車種(国産・輸入車問わず)は、”前面は黄色・橙色・白色または乳白色。後面は黄色、橙色または赤色。側面は黄色または橙色”でOKとなります。
灯火色とレンズカラーは違う!
ということで、ヘッドライトとウィンカーのレンズカラーは、現行モデルであればヘッドライト(前照灯)は白色・ウィンカーは橙色、ではありません。規定されているのは灯火色であって、レンズカラーではないのです。
ということで、レンズカラーそのものは規定されていないので、極論すれば何色でも大丈夫です。ですので現在の市場にも、クリアのウィンカーレンズなんかがラインアップされているわけです(非適合品も少なくないのでご注意ください!)。
ラバーウィンカー用バルブ(オレンジ)
品番:4200-0026
メーカー:GUTS CHROME
価格:¥162(税込)
ということで、ここからは当店販売商品をご紹介しておきます!
まずはガッツクローム製ラバーウインカー用の補修バルブ(オレンジ)。12V10W。1個売りです。
YANKEEタイプ ガラスレンズ クリア
品番:100-0670
メーカー:GUTS CHROME
価格:¥1,620(税込)
非常にレアなYANKEE120タイプのウインカーレンズをコピーした本製品。弊社取扱のガイドタイプウインカーの補修用レンズとして使用できます。レンズを入れ替えるだけでグッとイメージが変わります。是非お試し下さい!
ガラス製 1個づつの販売です。レンズ組み換えの際には別売りのガスケット(100-0684)も併せてご使用ください。
ラバーウィンカー用アンバーレンズ
品番:4200-0022
メーカー:GUTS CHROME
価格:¥162(税込)
ガッツクローム製ラバーウインカー用の補修レンズです。
お好みのレンズカラーを選ぼう!
いかがでしたでしょうか?少し長くなってしまいましたが、今回は保安基準を覗きつつ、ヘッドライトとウィンカーのレンズカラーについてご紹介してみました。
灯火色さえ適合していれば、レンズカラーそのものはお好みで選べますので、お好みのレンズカラーを選んでみてはいかがでしたでしょうか?