今が狙い目!コーンショベルの魅力と相場

投稿日:2019-05-28

旧車に格上げされてしまった感のあるショベルヘッド……なんて書くと筆者が白髪の似合うお年頃であることがバレてしまうわけですが……そんなことはどうでも良くて。

今回は、今が狙い目!と言われているのか、いないのか知りませんが「コーンショベルの魅力と相場」について、ご紹介してみます。

 

コーンショベルって何だ?

さて、ショベルヘッドと聞いて多くの方が思い浮かべるのは、コチラのエンジンではないでしょうか?いわゆる、アーリーショベルというものでございます。

 

コチラは、アーリーショベル以前のエンジン。早い話がパンヘッドでございます。ご覧いただくと一目瞭然ですが、パンとアーリーショベルは、腰下の感じが良く似ているのです。

それでですね、非常にザックリと言ってしまいますと、アーリーショベルというのは、パンヘッドの腰下の上に、新しい腰上を載せたエンジンなのです。

 

さらに脱線を続けますと……スポーツスターのショベルエンジンはビッグツインより早い、1957年に生産が開始されています。

ということで、ここまでを整理しますと、ビッグツインエンジンは、ショベルヘッドから1966年にアーリーショベルに切り替えられたと。そして1969年までの短い間、生産されていたのであります。

 

では、コーンショベルって何なのよって話ですが、残念ながら公式画像としてエンジン単体の写真は提供されていなくて……なので、コチラをご覧ください。1983年に登場した「FXS Lowrider」なのですが、これがコーンショベルなのです。腰下がちょっと違う感じが分かります?

この1970年から搭載されたコーンショベルでは、それまで使われていたジェネレーターが廃止されておりまして、より軽量かつコンパクトなオルタネーター(交流発電機)が使用されています。また腰下の印象の違いはカムギヤケースが変更されたため。形状は五角形となり、より小さくなっています。このカムギヤケースが、ちょうどコーンをスポーンと割ったような形をしていることから、コーンショベルと呼ばれたのであります。

 

コーンショベルの相場は……お買得⁉

ということで、1970年から搭載され始めたコーンショベルなのですが、その相場を調べてみますと……筆者が思うに、特にお買い得感はないかな、と思います。タイトルと違っていてすみません……

実際にビッグツインで長らく生産が続いているFL系の相場を眺めてみても……パンヘッド搭載モデルは言うに及ばず。アーリーショベル搭載車も純然たる旧車のお値段。ではコーンショベルはと言うと……これまた既に高嶺の花って感じです。が、まずまず、納得できないこともなく、これから値上がり必至なので、そういった意味では、今が狙い目であるかも知れません。

筆者に投資する余裕があるならば、ここに載せたローライダー付近を狙っておきたいと思います。

 

参考-ハーレーダビッドソン
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