信号待ちでニュートラルに入りにくい原因ってなんなの?

「信号待ちでギアがニュートラルに入りにくい……」なんていう症状、ありませんか?特に年数を経たモーターサイクルに乗っている方なら、ハーレーに限らず、起こりやすい事案でございます。
そこで今回は、ササっとその原因について、ご紹介してみたいと思います。
クラッチケーブルを要チェック!
一番最初に疑うべきは……クラッチケーブルであります。知っている人にとっては当たり前ですが……クラッチケーブルは調整が必要なパーツ。クラッチレバーを握っても、調整不要だと、クラッチが切れていないことがあるのです。まず、そこを確認しましょう。調整作業はクラッチレバー手元のアジャスターで行います。
ケーブルが調整しきれないほど伸びてしまったときは……素直にケーブル交換すると良いです。
プレミアムケーブル
品番:2300-2013
メーカー:PREMIUM CABLE
価格:¥2,268(税込)
「プレミアムケーブル」はアメリカバイク業界等で確かな実績のある、高品質ケーブルメーカーに特注で製作したケーブルシリーズ。しなやかなアウターは取り回しの可能性を高め、操作性の向上にも繋がります。また高品質なケーブルを使用する事により、ケーブルの寿命も長くなりました。
今までラインナップの少なかった、ビニールケーブルのラインナップを増やしました。適合をしっかりお確かめの上、実際に必要な長さを確認して頂き、適当な商品をお選び下さい。
適合:70年〜84年、FX,FLモデル
オイルの劣化もニュートラルに入らない原因になる!
続いて確認して欲しいのは、オイルの劣化です。オイルが何故、ニュートラルの入り具合と関係するのかと言うと……当たり前ですが、トランスミッションを潤滑しているから。
ということでビッグツインならばミッションオイルを、スポスタならばプライマリーオイルを交換してみてください。これで案外スッと入ったりもします。
DRAG ビッグツイン用 トランスミッションオイル 80W90
品番:3603-0040
メーカー:Drag Specialties
価格:¥874(税込)
Harley-DavidsonVツインエンジンのために、独自の添加剤を使用して特別精製されたミッションオイル。耐摩耗性と耐久性に優れ、トランスミッション内部のギアを潤滑します。また、回転数に左右されることなくスムーズなシフティングを実現します。
ビッグツインの4速、5速、6速、全車にご使用可能です。
盲点はシフトレバーにあり!
さて、最後にご紹介するのは……シフトレバーであります。そんな部分が何故……と思いますよね。でもコレ、筆者の知人・友人のハーレーバイカーの間でも、意外に多いのですよ。
ハーレーバイカーの多くがカスタムするのですが、シフトレバーを交換する場合も少ないですよね。それにより、純正からシフトレバーの装着角度が変わって、操作しにくくなることがあるのです。また純正品のシフトレバーを使っている方でも、給油により復活することが少なくありません。らに……転倒によりシフトレバーが曲がってしまっていると、これまたニュートラルに入れにくくなることがあります。ギアチェンジと比べると、ニュートラルへのチェンジは繊細な操作が求められますが、レバーが曲がることでレバー比が変わり、それが難しくなるのであります。
クロームシーソーシフトレバー 1974-84用
品番:DS-273930
メーカー:Drag Specialties
価格:¥6,480(税込)
クロームメッキ仕上げのシーソーシフトレバー。1974-84年のショベルFL・FLH用です(※ショベル以外には取付できません)。補修用・カスタム用にご使用いただけます。
シャフト部分はスプライン式です。ショートスタッドのシフトペグ(2600-1006)が取り付け可能です。
まずは当たり前のメンテから!
ということで今回は、信号待ちでニュートラルに入り難い原因について、ご紹介しました。まとめてみますと……
「クラッチケーブル → ミッションオイル → シフトレバー」の順で点検して欲しいと、そういうお話でした!