レギュレーター、ジェネレーター、オルタネーター…〇〇〇ター達の役割!

投稿日:2019-08-13

「〇〇〇ター」という名前のパーツって多いですよね。コレは今更ながら「〇〇〇するもの」という意味であります。ということで今回は、「〇〇〇ター」と名の付くモーターサイクルのパーツを探して、その役割をご紹介しましょう!

 

「〇〇〇ター」は「〇〇〇するもの」の意味だ!

レギュレーター:レギュレーターのベースとなっている語はレギュレート=調整する、という意味。ということで、モーターサイクルにおけるレギュレーターとは、燃料圧力とか電圧を調整するもの。それがレギュレーターであります。前者=燃料圧力を調整する方のレギュレーターの役割は、吸気管内の圧力と燃料圧力との差が一定になるようにすること。これによりスムーズかつ均等な燃焼を促すわけです。

 

ジェネレーター:ジェネレーターのベースとなっている語はジェネレート=発生させる、という意味。ということでジェネレーターは、電圧を発生させるものを意味します。ただし、モーターサイクルに限定すると、ジェネレーターは交流発電機を意味します。この交流発電機というのは、コイルを巻いたローターを回転させて、その周囲の固定コイルに出力電圧を発生させる仕組みであります。エンジンをバラしたことがある方なら、あの銅線が巻かれたコイルを見たことがあることでしょう! ちなみに、ジェネレーター以前に電圧を発生させるために使われていたのは直流発電機で、こちらはダイナモと呼ばれています。

 

 

オルタネーター:オルタネーターのベースとなっている語はオルタネート=(電気が)交流する、という意味。ということでオルタネーターは、エンジンの回転を活用した交流発電機を意味します。が……「交流発電機ってジェネレーターと同じじゃね?」と思われた方、賢いですね。オルタネーターというのは、エンジンの動力をプーリーとベルトで駆動される交流発電機のこと。そこがジェネレーターとの違い。オルタネーターは一般に三相交流が用いられます。

 

スターター:スターターのベースとなっている語はスタート=始める、という意味。ですのでスターターは(エンジンを)始動するものを意味します。モーターサイクルにおけるスターターには、ご存知の通り、キックスターターとセルスターターが存在します。が、どちらもエンジンを始動するために、人力か電気により、回転させるのが役割になります。

 

ラジエーター:ラジエーターのベースとなっている語はラディエイト=放出する、という意味。冷却水を循環させて、エンジンなどの対象物の熱を冷却する装置のこと。オイルクーラーと勘違いされることもありますが、違いとしては冷却したエンジンオイル循環させてエンジンを冷やしています。ちなみに容量の大きさに応じて効果が違うので、冷却効果を求めているのであれば大きいサイズがおすすめです!

 

元となる語を知れば役割が分かる!

いかがでしたでしょうか?今回は、モーターサイクルに使われている「〇〇〇ター」を集めて、その役割をササっと解説してみました。

当たり前の話ですが、元となる語を知ることで、自ずとその役割が分かってしまうのです。もっと真面目に英語の勉強しておいけばよかったな……と反省した筆者なのであります。

 

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