3,000km点検してる?ツーリングで疲れた愛車をリフレッシュ!

投稿日:2019-12-06

そろそろ寒くなってきましたね……秋のツーリングシーズンも最終版……冬ごもり直前の季節となりました。

そんな2019年のツーリングを気持ち良く走り抜けるためにも、今一度愛車リフレッシュのご提案でございます。今回は、予期せぬトラブルを未然に防ぐための点検について、お話してみましょう。

 

重要になるのは3,000kmごとの点検!

点検といっても、新車なのか旧車なのか、もちろんモデルよっても、求められる点検内容は異なります。なのですがモーターサイクルは機械の塊ですから、ある一定期間、一定距離を経たら点検すべき部分というは決まっているわけです。なのでここでは、3,000kmごとに確認してほしい点検ポイントに絞って、紹介して行きますね。

 

絶対に外せないのはエンジンオイル

誰もが知っている最も大切な点検……それはエンジンオイルです。正しくは走行距離だけでなく、期間も考慮すべきですが、3,000kmごとに交換しておけば間違いありません!ちなみにオイルフィルターは、オイル交換2回に1回の割合で交換しておけば大丈夫です。

ミッションオイル・プライマリーオイルは5,000kmごと、というのが一般的です。こちらもエンジンオイル交換2回に1回と覚えておけば問題ありません。

一つだけ抑えておきたいポイントをあげておきますと……エンジンオイル交換時には、必ず金属片の混入が無いことを確認すること。調子良好なエンジンならオイル交換をササっとすれば問題ないわけですが、年数の行った中古車や旧車では、何時、何が起こるか分かりません。異音が大きくなったな……なんて感じている方は、金属片が混入している場合もあります。それはOHすべき時期であることを示しています。

 

エアクリーナーを清掃すべし!

続いては、エアクリーナー。走行条件にも左右されますが、特に都市部を走行することが多い方ならば、3,000kmも走行すればエレメントが汚れてしまいます。しっかり清掃しましょう。

エアクリーナーは案外軽視されがちですが、エンジンが吸い込む空気を綺麗にする、という役割を考慮すれば、大切であることが分かるはず。私達だって、汚いご飯を食べたくないわけです。エンジンに綺麗な空気を吸わせるため、また空燃比を正しく保つためにも、エアクリーナーの清掃は必須でございます。

 

お時間があればプラグも点検!

エアクリの次は……スパークプラグです。これもまた忘れてしまい勝ちですが、スパークプラグも消耗品であります。とは言え、もちろん3,000kmごとに交換する必要はありません。簡単な作業ですから、焼け具合などを確認して「ふむふむ。オッケー!」と確認すれば大丈夫です。

スパークプラグの焼け色確認は、まぁ健康診断みたいなものです。お時間があれば実行してもらいたい……そんな作業になります。

 

タイヤの空気圧と摩耗をチェック!

続いて確認してほしいのはタイヤです。本当を言うと、タイヤは3,000km毎どころか、乗車するたびに確認して欲しいポイントです。

見るべきは……まずは空気圧。空気が減っているとパンクしやすくなるだけでなく、燃費も悪くなります。また、偏摩耗しやすくなったり、走行安定性を損なう場合もあります。適正空気圧にあることを、必ず確認しましょう。

また3,000km毎に点検すべきは、タイヤの劣化とひび割れ、それに偏摩耗です。スリップサインが出ていたら即交換。ひび割れや偏摩耗が見られたら……やはり迷わず交換すべきです。

 

チェーン・スプロケは清掃と注油!

タイヤを確認したら……次はチェーン&スプロケをチェックしましょう。チェーンの伸び・遊びは適正でしょうか?スプロケの摩耗は進んでいませんか?目視でできることですので確認しましょう。

近年はベルトドライブ化が進んでいますが、金属チェーンタイプの方は、チェーン・スプロケの清掃&注油も行いたいものです。ここをサボると出先で突然のチェーン切れ……という悲しい事案に発展してしまう可能性があります。

 

ブレーキは遊びを調整!

お次はブレーキ。3,000kmごとに遊びの調整すれば良いでしょう。パッド類の消耗については、外から見れば分かります。旧車でドラムブレーキの場合は、遊びの調整が効かなくなる前に交換しておくのが無難です。ブレーキはバイカーが命を預ける大切なユニットです。ボルト&ナットの緩みがないか、確認しておくと安心です。

フルードの交換は……筆者ならプロに任せてしまいます。面倒臭いですから……

 

バッテリーは電圧を確認!

トラブルが発生するまで放置してしまい勝ちなのがバッテリーです。始動しにくい、などの症状が出るまで放置し勝ちですが、3,000kmごとに電圧を点検しておけば、出先での不具合などを避けることにも繋がります。

 

ケーブル類の点検

3,000kmも走行すると、操作系パーツの摩耗・消耗も進行します。ケーブル類が伸びたり、また動きが渋くなったりするわけです。ですので、ケーブル類を点検して、必要に応じて遊びを調整したり、注油したり、という作業が必要となります。

 

3,000km点検はプロに任せるべし!

いかがでしたでしょうか?今回はツーリングで疲れた愛車をリフレッシュするための3,000km点検について、ご紹介してみました。

なのですが、実際にコレらすべての作業を自分でこなすのは結構大変です。また、車種ごとに点検しておくと良いポイントなんかもあります。ということで、懐具合に余裕があるならば、DIYに固執せず、プロにお任せしてしまうのが良いと思います。

 

画像参考-Unsplash
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