直感を大切に!アメリカのカスタムシーンを牽引するビルダー達【Part2】

チョッパーデイブ、インディアンラリー、ジェシージェームズ等著名なビルダーの作品やヒストリー等をご紹介するシリーズの第二弾。
今回は、チョッパー・デイブ、インディアンラリー、ジェシージェームズをご紹介しましょう!
『チョッパー・デイブ』は鋳物が得意!
日本のハーレー専門誌でも紹介されていますね、チョッパー・デイブ。その主宰は、David“ ChopperDave” Freston氏です。
オートバイに対するデイブの愛情は、カリフォルニア州スタジオシティで育った幼少期から始まりました。80年代前半、両親が共にオートバイを所有していたため、運転免許証を取得する前から、モーターサイクルと接していました。
1989年、サンフェルナンドバレーにあるVic’s Custom Cyclesで働き始めました。そこでヴィンテージバイクに夢中になったのです。1997年、チョッパーとボバーに特化した最初のWebサイトを開設。2001年、 WCC(ウエストコースト・チョッパーズ)で働いている間、彼は砂型でのチョッパー部品の製造を始めました。そして2005年、カリフォルニア州ロングビーチに本拠を置く、チョッパーデイブの鋳造会社を設立。業務を拡大しながら、カスタムビルダーとして、また鋳造オートバイ部品(砂型鋳造とインベストメントキャストの両方)とアクセサリーの製造メーカーとして成功して、今に至ります。
東海岸のカスタムビルダー『インディアン・ラリー』
1949年にニューヨークで生まれたインディアン・ラリーは、幼い頃からメカニックに興味があったそうです。60年代のエド”ビッグダディ”・ロスと伝説のフォン・ダッチのインスピレーションを受けたとされています。
熟練したメカニックであり、金属彫刻家、そしてカスタムビルダーであった彼は、カスタムコンテストにおいて数え切れないほどの賞を獲得し、Jesse Jamesと共に『Motorcycle Mania』で紹介され、バイクレースに参加し、ハードコアバイクスタイルを生み出しました。彼が得意としたカスタムは、クラシックチョッパーとホットロッドレースバイクの融合です。そのカスタムのみならず、エキセントリックだがユニーク、そして艶やかな彼の性格は、メディアから大きな関心を集め、熱狂的なファンを数多く生み出しました。
インディアン・ラリー本人は2004年に亡くなりましたが、現在でも事業は『インディアン・ラリー』として継続しているのはご存知の通り。日本でも、そのオフィシャル・ウェアが手に入ります。ご興味を持たれた方は、記事末尾のリンクから覗いてみてください。
伝説のカスタムビルダー『ジェシー・ジェームズ』
ジェシー・ジェームズは、バイクとクルマのカスタムビルダーであり、またプロデューサー、それに著者(執筆家)やテレビの司会者をこなし、またレストラン経営者でもあります。しかし、ジェシーが自分自身を表現する際に良く使うのは「栄光の溶接工」だそうです。ジェシーは有名人でありながら、その地位にあることには消極的。業績を誇りに思っている一方で、謙虚な人柄であることを、この事実が示しています。
さて、ジェシー・ジェームズと言えば、ウェストコーストチョッパーズを抜きには語れません。それはジェシーが大好きなこと、つまり自身のガレージでオートバイをカスタムすること—それを実現したのです。ジェシーは一生懸命に仕事をこなし、自分の店を建て、後の大成功に繋げたのでした。象徴的なロゴは今では世界中のハーレー好きに知られています。
2000年、ディスカバリー・チャンネルの『モーターサイクル・マニア』に出演。バイクビルダーとしての日常生活を記録しています。同番組は記録的ヒットとなり、『モーターサイクルマニア II』と『モーターサイクルマニア III』がすぐに続きました。またジェシーはオースティンスピードショップの共同経営者となり、ディスカバリーチャンネルは2012年11月にジェシー・ジェームス:アウトローガレージを立ち上げました。また、ジェシーは多くのプログラムをプロデュースし、自身が主演しました。
彼の公式アパレル等は、ウエストコーストチョッパーズのウェブサイトから購入可能ですので、ご興味を持たれた方は、是非、ウェブサイトを覗いてみてください。『モーターサイクルマニア』も必見ですよ!