どこまで洗っていいの!? 正しいバイクの洗車方法【決定版】

ベテラン・バイカーさんであれば、自分なりの洗車方法をお持ちの方も多いことと思いますが……「どこまで水をかけて良いのか?」「洗車後のワックス方法は?」などなど、真剣に考えだすと「ソレってホントに正しいの?」と考え込んでしまいます。
そこで今回は、今一度、正しい洗車方法を復習してみたいと思います。
洗車は愛車を知るための第一歩!
エンジンのOHやブレーキフルードの交換は誰もが出来るものではありませんし、極論すればそんな難しい作業はプロに任せれば良い!とも言えます。
しかしですよ、誰でも出来るメンテナンスの入り口が洗車であります。ガソリンタンクを綺麗に拭く、それにより「アレ、フューエルホースが緩んでいるな……」とか「タンクキャップが錆ているぞ!」と、気付きを得られるわけです。
「フェンダーを綺麗にしよう!」と思っても、その素材がスチール&メッキなのか、樹脂なのか、はたまたアルミなのかによって綺麗にするために使うケミカルは異なってきます。なので、洗車する、ということは、愛車を知り、メンテナンスを知る第一歩と言えるのです。
洗車は風のない曇天の日を選ぶべし!
さてさて、私達は日頃は仕事をしたり、学校に通っていたりするわけですから、基本的には洗車は自分の都合の良いタイミングで行うものですが、可能であれば風のない曇天の日を選ぶと良いです。
風がある日は、せっかく洗車中なのに砂や埃が飛んで来て付着してしまいます。晴天下では拭き取る前に水分やワックスの油分が蒸発して、コビリついてしまうことになります。
洗車に必要な道具を揃えるべし!
当たり前の話ですが、洗車をするには道具が必要です。必要となるのは……バケツ、スポンジ、ブラシ、ウエス、シャンプー、ワックスなどなど、です。
折りたたみバケツ 6.5L
品番:9999
メーカー:GUTS CHROME
価格:¥891(税込)
洗車の必需品といえばバケツ!コチラは保管場所に困らない折りたたみ式のバケツです。
使用時には、直径約26.5cm、高さ約23cm、容量6.5Lと充分なサイズがありますが……
保管時には高さ約5cmにまで小さくできますので便利です。キャンプなどに連れて行っても良さそうです!
メンテナンスブラシセット 大 225mm スチール / ブラス / ナイロン
品番:9000-0024
メーカー:GUTS CHROME
価格:¥606(税込)
メンテナンスに使用する、スチール・ブラス・ナイロンのブラシがセットになった商品です。コチラは大サイズ。全長225mm、ブラシ部分9.5cmです。
洗車では特にナイロン製ブラシが便利です。シャンプー&スポンジで落とし切れない頑固な汚れは、ナイロンブラシでこすり落としましょう!
メンテナンスブラシセット 小 180mm スチール / ブラス / ナイロン
品番:9000-0023
メーカー:GUTS CHROME
価格:¥440(税込)
上掲商品と同じブラシセットですが、コチラの全長は180mm、ブラシ部分3.5cmの小サイズ。
より狭い場所、例えばキャブレター表面とか、ホイールのスポーク間をゴシゴシするのに便利です。
カットタオルウエス中古生地 白 2kg
品番:1300-2000
メーカー:GUTS CHROME
価格:¥1,320(税込)
洗車後の拭き取りに便利なのが、カットタオル。布製ウエスです。厚手の中古タオル生地を使い易い30〜40cm角にカットしてあります。
吸水性が良いので、洗車後に水分を拭き取りたいときは、コレを使うと良いでしょう。乾かせば再利用も可能です。
洗車は上から下へ!
さて、あらかた道具が揃ったら、いよいよ作業を行うのですが……それには一つ、大事な法則があります。それは……洗車は上から下へ、前から後ろへ、というもの。
後ろや下に何があるかと言えば……ホイールやチェーンですよね。この付近は油汚れが多いのです。なので、先に比較的油汚れが少ない部分である、車両の上部・前部から、下部・後部へと作業して行くのが基本であります。
必要な部分にマスキングすべし!
それでですよ、早く洗車を始めたい気持ちは山々なのですが……その前に、キーシリンダー、マフラー、吸気系付近、電装系ボックス付近などに、マスキングをしておくと安心です。高い水圧でビヤーっとぶっ掛けなければ大した問題にはなりませんが、上掲のカットタオルなんかを被せておくだけで十分です。
それと……TVCMで登場するような高水圧のホースでビヤーっと水を掛けると、こうした部分に水が浸入したり、塗膜を痛める危険性があります。なので、バイクの洗車では、優しく優しく、スポンジに含ませた水を絞りながら掛けて行く、くらいの気持ちでお願いします!
洗車はスポンジで優しく!
続いて、いよいよ洗車を開始です。先程、水を掛けるとお伝えしましたが、使うシャンプーによって希釈濃度などの使用方法は異なりますので、そこは製品説明書に従ってください。
で、車両の上から、前から作業して行くワケですが、時に頑固な汚れに出くわします。そこで活躍するのが、先程ご紹介したナイロンブラシであります。これでシコシコとやってみてください。
ざっと全体を洗車して行くと、特に汚れが目に付く場所があるはずです。吸気系周辺やエンジンには、パーツクリーナーを適用して、上掲のブラスブラシで擦ると良いでしょう。
国内取寄せ】▼☆ラスターレース・コンボ 9枚入り
品番:P026-4134
メーカー:PLOT
価格:¥1,980(税込)
また、頑固なスポークの汚れには……ラスターレースの代名詞、リボン状のウェスに磨き剤を染み込ませたラスターの大人気商品「ラスターレース」!コレがスポーク磨きに最適なのです。
リバイタライザー(別売り)を使用すれば、乾いてしまっても効果をよみがえらせることができます。
水分をシッカリと拭き取るべし!
各部の汚れが落とせたら、水分を拭き取って行きます。
そこでは、上掲のカットタオルが大活躍するわけですが……どうしても布製だと面倒だな、という場合もあり……そんな方にはコチラ!
ショップタオル(ペーパーウエス)1ロール
品番:81-9140
メーカー:GUTS CHROME
価格:¥346(税込)
紙製のウエスこと「ショップタオル」。27.9cm×26.4cmの厚手ペーパーウエスが55枚ミシン目でつながっています。使い捨てタイプなので心置きなくバンバン使って、フェンダー裏などの水分を拭き取ってしまいましょう!
仕上げはケミカルの力を借りるべし!
さて、汚れを落とすことが洗車の目的ではありますが、それで終わりではありません。
次回の洗車をラクにするためにも、また塗膜や材料表面を良好な状態に保つためにも、コーティングしておくと良いのです。
WHITE DIAMOND ブラックパール ペイントプロテクタント
品番: WD-002
メーカー:White Diamond
価格:¥2,410(税込)
まず、誰もがコーティングしておきたい場所であろうガソリンタンクにはコレ!
塗装面に使用できるホワイトダイヤモンドであります。汚れを落とすと同時に、分子レベルの耐洗浄性ポリマー配合により晴らしい光沢を得られ、塗装面・メッキ・ステンレスなど平滑に維持します。
水垢・細かい傷などを簡単に取り除き素晴らしい光沢を長期間維持できます。なので、一端普通にシャンプーなどを適用して下洗いした後に本製品を適用すると良いと思われます!
プレクサス クリーナーポリッシュ M 198g
品番: P023-0299
メーカー:PLOT
価格:¥2,970(税込)
続いてご紹介するコチラは……ハンドルのスイッチ周辺に適用できるコーティング剤。スプレーしてウエスで拭きとるだけで作業は完了です。
研磨剤を含まないので、素材の表面を傷めません。スクリーンにも使用可能です。表面のミクロな凹凸や傷をプロテクタントで埋めることで、透明度を回復し艶を出します。
アクリル・ポリカーボネート・ポリエチレン・ポリプロビレン・ウレタン・ABS樹脂・エボキシ樹脂・塩化ビニール・マイラー・FRPに適用できますので、一本持っておくと大変便利です。
WHITE DIAMOND クイックディテール
品番: WD-003
メーカー:White Diamond
価格:¥2,168(税込)
塗装面・ガラス・メッキ・ステンレス・プラスチック・レザーなど、オールマイティーに使用できるのがコチラ!
埃・汚れを取り除きつつ、使用後には光沢を得られます。
なので、洗車後のフェンダーやサイドカバーなどを仕上げるのに最適な一本であります。
洗車後は周辺を水で流して完了~
ということで今回は、洗車についてお伝えしました。基本としては、洗車 → 水分除去 → コーティング、ということですね。
で、筆者は古い人間なので、洗車したら必ず、周辺を軽く水で流すようにしています。
ご近所さんへの好感度を高めるためではなくて、洗車には多少なりともケミカルを使いますので、少しでもその影響を減らすようにするためです。皆さんもやってみてくださいね!