ヘルメットにも寿命や有効期限が存在するって知ってた!?

投稿日:2020-11-13

バイカーの頭部を守ってくれるヘルメット……それは本来、私達バイカーはハーレーに次いで大切にせねばならないアイテムであるわけですが……「いつ買ったか覚えていない!」なんて言う方もいらっしゃるのではないでしょうか? また、デザイン性にばかり気を取られ、安全性をないがしろにしているバイカーもチラホラ見掛けます。

そこで今回は、豆知識的に、ヘルメットの寿命と有効期限のお話をして行きます。

 

ヘルメットには有効期限がある!

さてさて、お気に入りのヘルメットを所有していたとしても、それはハーレー本体とは異なり、一生モノではありません。まず、それが大前提であると理解する必要があるようです。

日本国内において、ヘルメットがヘルメットとして販売されるためには、一定程度の品質が保証されていなければなりません。今回は詳細は省きますが、それがJIS、SG、PSといった認証になります。で、最も広く普及しているのがSGマークなわけですが……そのSGマークの乗用車用ヘルメットでは、「購入後3年間」との有効期間が定めてられているのであります。

で、原典を当たるべしと、SGマークの認証を担っている一般財団法人製品安全協会のウェブサイトを覗いてみたのですが……残念ながら当該記載を発見できませんでした……。が、SHOEIさん、Y’S GEARさんといった一流メーカーさんが、異口同音に「SGマークではその有効期間を購入後3年と定めています」と言っていますので、間違いないでしょう。

ということで、ヘルメットの有効期限は3年。コレは覚えておいてください。テストで出ますよ!

 

ヘルメットは有効期限内でも寿命を迎えることもある!

では購入後3年以内であれば、どんな状態のヘルメットでも問題なく使えるのか、と言えば、そんなことはありません。

一番気を付けて欲しいのは、大きな衝撃が加わったヘルメットは寿命、ということ。手持ちしていて落としてしまった……くらいなら大丈夫だと思われますが、ヘルメットは衝撃が加わったとき、自分が壊れることで内部=頭を守るもの。なので、一度でも大きな衝撃が加わったヘルメットは、外観上割れていなくても、既に性能は出ていないと考えるべきなのです。

やってはいけないのは改造です。オリジナルペイント程度ならば問題ないと思われますが、それでもアウターシェルの強度を落とすような剥離などは避けた方が良いと思われます。プロのペインターの方が行う作業なら、まず問題ないはず。ここで言いたいのは、アクセサリー的なパーツをヘルメットに後付けするような行為。素人考えでは問題なさげですが、実は衝撃が加わったとき、設計時には考えられていないような力の加わり方が起こる可能性もあります。なので、改造したヘルメットは安全性を担保できないのです。

 

ヘルメットは一生モノではない!

ということで今回は、ヘルメットの有効期限と寿命について、簡単にお話しました。モノを大切にするのは良いことなのですが、ヘルメットは一生モノではありません。3年に一度は買い替えましょう!

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