誰トク情報!?「ピロボール」は駆動部に必要不可欠な名脇役

投稿日:2021-10-08

唐突ですが、ピロボールってご存知でしょうか?四輪好きの方ならば、サスペンション付近に使われている部品として、ご存知のことと思います。

今回は、この「ピロボール」について、駆け足でご説明して行きまっす!

 

ピロボールは駆動部に不可欠なパーツ

さてさて、一般的なモーターサイクルでピロボールが使われている場所といえば……そう、シフト付近になります。足の動きがシフトレバーに伝わり、その動きがロッド→ドラム→……と伝わって、最終的にギヤチェンジがされるわけです。このシフトレバーの付け根付近に使われているのがピロボールであります。では、ここでピロボールが何をしているのかと言えば、多少の衝撃を吸収しながらも、ある方向から加えられた力を伝える役割を担っています。

また、高性能なモーターサイクルですと、リヤサスペンションの受けにピロボールが使われている場合もあります。また、サードパーティ製のリヤサスペンションでは、予めピロ化されていることもあります。ここでは、多用な方向から掛かる荷重をバチコリと受け止めて車体フレームに逃がす、という役割を担っています。

ということでピロボールは一部の駆動部に不可欠なパーツである、と言うことができるでしょう。

 

ピロボールはブッシュよりダイレクト感が高い

リヤサスペンション受けのピロ化という言葉を使いましたが、ピロ化する前の純正状態では何が使われていたかというと……それはブッシュです。ゴムブッシュ! 

ピロ化することで、衝撃吸収力は弱まるのですが、そのためダイレクト感が増す。それをサスセッティングで合わせて行く……というのが、ピロボールを使う狙いであります。率直に言って、街乗りするバイクでピロ化するメリットなんて一つもない、というのが筆者の見解です。不快なゴツゴツ感が増すだけなので。

では何故、純正状態でシフトにはピロボールが使われているのでしょうか?それは……ブッシュではシフト感を正しく得られないから、なんです。やはりバイカーたるもの、シフト時に「クッ」→「カシッ」ってシフトがはまった感覚、欲しいじゃないですか?ブッシュでは「ヌメ……」となってしまい、気持ちが悪いのです。

 

ピロボールも消耗する!

そんなピロボールですが、基本的には、車両の寿命と同等程度の耐久性を有してはおりますが、適宜メンテナンスが必要です。それが洗浄&グリスアップであります。これを怠ると……残念ながらガタつきが出て、シフト時に不快感が出てきます。そのときは寿命と諦めまして……以下のようなパーツを用いて交換してください。

 

V-TWIN製 シフターロッドエンド クローム BT用

品番:21-2020

メーカー:V-TWIN

価格:¥2,750(税込)

V-TWIN製 クロームシフターロッドエンド。1984-2010年のソフテイルモデル/1980-86年FXWG/1991-92年DYNA
のリプレイス品です。またカスタム車輌に汎用品としても使用できます。メスのねじ山は5/16”-24です。

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