ハーレーのマフラー音で車のイモビライザーが鳴ってしまう理由
私たちバイカーにとっては、合法的な音量である限り、排気音は心地良いもの。それは間違いないことでしょう。特にハーレー・バイカーにとっては、大排気量空冷Vツインが奏でるソレを感じるために乗っている、と言っても過言ではないわけです。ところが……ハーレーの排気音が原因で、クルマのイモビライザーが誤作動してしまう、という事例があるのです。
そこで今回は、その原因と対策をご紹介しましょう!
クルマのイモビライザーとは
そもそもクルマのイモビライザーとは何か、と申しますと……カーセキュリティーシステムの一つ、であります。クルマ本体のみならず車内に残した物品の盗難防止にも役立ちますから、今では高級車だけでなく、ほぼ全ての新車で搭載できるようになっています。
このカーセキュリティーシステム(メーカーごとに仕様が異なるので、以下、一般論として話を進めて行きますが……)は、盗難防止が目的ですから、ドアやトランクの鍵穴に物を突っ込んだり、ドアやトランクそれにボンネットを無理やり開けようとすると……ハザードランプを点滅させつつ警報音を鳴らし続けてくれちゃいます。
こうして、不届き者がクルマを開けようとしたら周囲に知らせてくれるのが、カーセキュリティーシステムの役割なのです。
イモビライザーが誤作動する原因は
ところが……実は筆者の近所で一時頻発して不愉快だったこともあるのですけど、このカーセキュリティーシステム、実は結構頻繁に誤作動してくれちゃうのです。というのが、周囲の音・振動にも反応する仕様のイモビもあるようなのです。そのため……
・周囲に駐車していたクルマがドアを派手に閉めたとき
・人が誤ってクルマにぶつかってしまったとき
なんかに誤作動してしまうのです。そのため人の出入りが多い場所、例えばショッピングモールとかコンビニの駐車場なんかで、誤作動している場合があります。
ハーレー・バイカーはクルマから離れた場所で始動すべし!
ということで今回のお題「ハーレーのマフラー音で車のイモビライザーが鳴ってしまう理由」の答えは……排気音=振動を感知して誤作動してしまうから、です。
誤作動を防ぐためには、クルマから離れた場所で始動すると良いかと思います。間違って誤作動してしまったら面倒ですからね……気を付けてください!