あなたの愛車のクラッチは乾式?それとも湿式?それぞれのメリット・デメリットをご紹介!

ハーレーのカスタムに興味を持つようになったり、クラシック・ハーレーに興味を持つと、オープンプライマリー化された車両に気付くことがあります。
オープンプライマリーとは、一次減速の仕組みを指し、乾式クラッチとベルト仕様で構成されています。信号待ちで隣に並ぶと、金属音が「カラカラカラ」と鳴り、カッコよく感じられます。
さて、乾式クラッチ+ベルトのオープンプライマリーと、現行モデルの湿式クラッチとは、どのような違いがあるでしょうか?
乾式クラッチのメリット&デメリット
乾式クラッチは、クラッチが外部に露出しており、オイルに浸からないタイプです。ハーレーは元々乾式クラッチを採用しており、ショベル前までは純正で乾式クラッチが使われていました。
乾式クラッチのメリットは、オイルを介さないことによるパワーロスの少なさと、よりダイレクトなクラッチ操作が挙げられます。そのため、乾式クラッチはレーサーや他のアプリケーションに適しています。また、冷却性に優れ、メンテナンスが容易です。
デメリットは耐久性が湿式クラッチに比べて劣ることです。また、騒音が大きい、半クラッチが難しいといった特徴がありますが、これらは主観的な要素に依存します。
湿式クラッチのメリット&デメリット
湿式クラッチは、乾式クラッチとは対照的に、クラッチと一次伝達系がプライマリーケース内に封じられ、プライマリーオイルで潤されています。現行モデルのハーレーでは一般的に湿式クラッチが採用されています。
湿式クラッチの主要なメリットは、耐久性が高いことです。また、半クラッチ操作がしやすく、騒音が低いといった利点があります。
デメリットは、駆動ロスが発生しやすいことや、クラッチと一次伝達系全体のメンテナンスがやや手間がかかることくらいです。
乾式クラッチは雨ざらしにしても大丈夫?
オープンプライマリー化で気になるのは雨対策です。露出したクラッチとベルトが雨にさらされても問題ないのでしょうか?結論から言うと、あまり良くありません。雨に曝された場合、クラッチが張りつく可能性があるため、適切なメンテナンスが必要です。これを避けるためには、雨後にクラッチを分解し、水分や汚れを除去し、組み立て直すメンテナンスが必要です。
つまり、乾式クラッチは雨ざらしには向かないのです!
BDL オープンベルトKit 1.5インチ 1979-84 キックオンリー
品番:20-0614
メーカー:BDL
価格:¥ 92,180 (税込)
次に、商品の紹介です。最初にご紹介するのは「BDLオープンベルトKit 1.5インチ 1979-84 キックオンリー」。これは、古いハーレーモデルのカスタムにおいて非常にポピュラーなアイテムです。特にチョッパーやボバーに適しています。
対応モデルは、1979年から1984年の4速ビッグツインのキックスターターモデルです。
ベルトの幅は1.5インチで、ピッチは8mmです。フロントプーリーは41丁、リアプーリーは61丁です。クラッチハブはノーマルまたはBDL競合クラッチが使用できます。取り付けに関しては、必ず専門店に依頼してください。
V-Twin製 68-84年クラッチ板セット
品番:18-1121
メーカー:V-TWIN
価格:¥ 11,550 (税込)
続いてご紹介するのは「V-Twin製 68-84年クラッチ板セット」です。この商品は、1968年から1984年までのクラッチ板が5枚セットになっています。ビッグツイン4速トランスミッションに対応し、乾式と湿式クラッチの両方に使用できます。クラッチのオーバーホールや修理に便利です。
DRAG ビッグツイン用 プライマリーオイル
品番:3603-0072
メーカー:Drag Specialties
価格:¥1,760 (税込)
3つ目にご紹介するのは「DRAG ビッグツイン用 プライマリーオイル」です。このオイルは、Harley-DavidsonのVツインエンジン向けに特別に設計されたオイルで、特有の添加剤を使用して精製されています。このオイルは耐摩耗性が高く、プライマリーチェーンやスプロケットの潤滑を行い、同時にクラッチを冷却します。
このオイルは、ショベル湿式クラッチからエボリューションエンジンを搭載した現行のビッグツインに適しています。必要な分量を確保し、メンテナンスに役立ちます。
LUCAS プライマリー/XLギアチェーンオイル
品番:L10790
メーカー:LUCAS OIL
価格:¥3,168 (税込)
最後にご紹介するのは「LUCAS プライマリー/XLギアチェーンオイル」です。
このプライマリー チェーンケース オイルは、流れやすいベースオイルと、クラッチプレートからより多くの熱を奪うように設計された独自の添加剤パッケージの組み合わせです。これにより、クラッチの寿命を延ばし、スムーズなクラッチ操作、滑りの低減、チェーンとスプロケットの寿命の延長、オイルの寿命の延長が期待できます。
このオイルはエボリューションエンジン以降のビッグツインに使用できるプライマリーオイルであり、スポーツスターのギヤ&チェーンケースオイルとしても適しています。製品は1クォート(946ml)の容量で、通常1ケースに6本含まれています。
以上、クラッチの乾式・湿式や、それぞれのメリット・デメリット、おすすめ商品のご紹介でした。
選択肢が豊富にありますので、ハーレーのオープンプライマリーに関するニーズに合わせて、適切なパーツとオイルを選んでください。また、取り付けやメンテナンスに関しては、信頼の置けるバイク屋などで依頼することをお勧めします。