自分でもチェーン交換できるの?交換方法と必要な工具を紹介

投稿日:2017-12-19

よく「チェーンが伸びる」などという表現が用いられたりしますが、実際にはチェーンを構成する各パーツが伸びているわけではありません。ご存じの通りチェーンは金属製ですので、劣化しても各パーツは伸びたりはしないのです。ではなぜ「チェーンが伸びる」ということが語られるのかというと、チェーンを構成する各駒の軸が摩耗(すり減る)することでガタが発生し、それまできっちりと締め付けられていたパーツに隙間が生じ、結果、チェーン自体が「伸びる」という現象が発生してしまうわけですね。

つまり、チェーンが伸びているという状態はガタついてパーツが上手くハマっていない状態と同義となるわけです。この伸びはある程度調整することも可能ですが、リアのスプロケットについているチェーンが浮いてしまっているようなら交換するのがベストでしょう。

 

チェーンは自分で交換できる?

さて、ここかららは実際に「チェーンが伸びた」状態になった時のお話です。このような状態になると乗り心地は悪くなるし、振動、騒音も発生します。燃費まで悪くなります。こうなるとチェーンを交換するしかありませんね。手っ取り早いのはショップにお願いすることですが、チェーンの交換は自分でも可能です。DIY好きバイカーならば、やってみてはいかがでしょう?

というわけで今回は、チェーンの交換方法と必要な工具について紹介しましょう。

 

チェーン交換に必要な工具

●チェーンカッター

ローラーチェーンを切ったり繋いだりする工具です。コマを構成するピンをハズしたり留めたりできます

●グラインダー

チェーンのカシメの頭部分を削ります。これさえあれば楽チンです

●金やすり

チェーンのカシメの頭部分を削ります。グラインダーがなくても金やすりさえあれば作業が可能です。楽ではないです

●プライヤー

クリップタイプのチェーンの時に役立つプライヤーです。カシメタイプには役に立ちません

 

チェーン交換の手順(カシメタイプ)

●ピンの頭を削る

●削った頭をチェーンカッターに差し込みピンを押し出す

●チェーンを交換

●チェーンカッターでカシメる

チェーン交換の手順(クリップタイプ)

●チェーンを見てクリップが付いているコマを発見。表面についているピンをハズす。ピンの口側をプライヤー等で押し出すようにする

●チェーンを交換

●クリップで取り付ける

 

T-150 チェーンカット&リベット D.I.Dかし丸君

品番:T-150

メーカー:DID

価格:¥13,802(税込)

D.I.Dのチェーンカッター&カシメ工具 かし丸君です。50系セットです。520、525、530、532用です。ピンカットは工具を傷めるため、サンダーで削ったほうが良いです。チェーン交換の際にどうぞ。

 

いかがだったでしょう?チェーン交換、手順さえ知っていればそれほど手間がかからなそうですよね。まずはチェーンカッターを購入してチャレンジしてみてはいかがでしょう。一度覚えた技術は、そうそう忘れないものですよ。

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