勝手に予想!今後ダイナファミリーが復活する事はあるのか?

投稿日:2018-06-19

一言でハーレーと言っても、実は様々なファミリーが存在しているのは、ハーレー好きの皆さんならご存知の通りでしょう。アメリカ大陸を横断するのに持って来いのツアラーに、フラットトラックレーサーとしても楽しまれているスポーツスター、それに古き良き時代のアメリカン・モーターサイクル然としたソフテイル系が存在します。

しかし!皆さん既にご承知のことと思いますが、あろうことか、ビッグツインエンジンでスポーティな走りを楽しめるダイナ・ファミリーが、2018年からカタログ落ちしてしまったのです。

今回は、そんなダイナ・ファミリーを思い出しつつ、復活の有無を勝手に予想してみましょう!

 

コレがダイナのご先祖様!

ダイナ系のご先祖様として知られているのがコチラ!1971年に誕生した「FX 1200 Super Glide®」です。ビッグツインエンジンをFLシリーズと近いフレームに搭載。一方で、フロントエンドはスポーツスター系と良く似た構成。それに専用リアショックが採用されていました。こうしてビッグツインエンジンを感じつつ軽快に走る”クルーザー”が誕生したのでした。

 

エンジンをラバーマウントしていた「FXR」!

さて、かなり端折りますが、1982年には「FXR」が登場しました。「FXR」の車体のベースとされたのは「FLT Tour Glide」。若干フレーム直径が大きく、ステアリングヘッド周辺の構造は簡略化されていました。そして本車両は、エンジンがラバーマウントされていました。

 

1991年にはダイナシャシーが登場!

そして!”ダイナ”シャシーが登場したのは1991年のこと。ご覧の「FXDB Dyna Glide Sturgis」に初めて採用されました。ダイナシャシー最大の特徴は、”FX”系の特徴だったラバーマウントを3点から2点に減らしていたこと。これにより振動吸収に関してはデメリットであったものの、生産効率は向上しました。

こうして誕生したダイナシャシーは、「別にアメリカ大陸横断するワケじゃないし、気持ちよく、カッコよく、ハーレーで走りたいよ!」というバイカーを中心に、着実に支持を集めて行きました。

 

ダイナシャシーは長寿なのだ!

アメリカは”FOX TV”の大人気ドラマ”サンズオブアナーキー”で主人公のジャックス・テラー/チャーリー・ハナムが乗っていたのもダイナファミリーがベースのカスタム車両でした。

そんなワケで、シンプルなダイナシャシーが特徴のダイナファミリーは、バイカーのカスタム・マインドをくすぐるモデルでもありました。それをハーレー本社が見逃すはずもなく、例えば、こんなモデルもありました。「FXDB」=「ストリートボブ」。

戦後直後を想起させるシンプル極まりないクラシカルなボバースタイルに、エイプバー、チョップされたリアフェンダー、レトロデザインのテールライトが特徴のモデルでした。

 

コレが最後となった「Dyna® Low Rider®」!

そして……コチラが2017年式の「Dyna® Low Rider®」。キーレス・イグニッションが採用されていたり、バッテリーに優しいハーネスへと変更されていました。

それにしても美しいフォルムではありませんか!

 

ダイナファミリーの復活はあるのか⁉

さて、安易にも”コレが最後”などと記してしまいましたが、ダイナファミリーの復活はあるのでしょうか?実は筆者がWillie G.から入手した独自情報によりますと……と言いたいところですが、そんな伝手もなく、知るすべはありません……

近年のハーレー本社の動きを一歩引いて眺めてみると、ソフテイル系をアツくしているのは間違いありません。が、モーターサイクルの世界では、かつての名車が復活する例は枚挙にいとまがないわけです。そして何より、歴史と伝統を重んじるハーレー本社が、この優れたコンセプトを有するダイナファミリーを切り捨てるとは思えません。

ということで筆者の勝手な予想(というか希望ですが……)は、更に進化した新しいダイナシャシーを持って、ダイナファミリーは復活します!皆さん、信ずる者は救われるみたいなので、一緒にお祈りしましょう!

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