未開封でもエンジンオイルに使用期限があるって知ってた？
食品の世界では、賞味期限・消費期限というものが商品に明記されていて、その期限内に美味しく頂くのが基本中の基本となっています。
ところが！あまり知られていませんが、実はエンジンオイルにも使用期限があるのです！
エンジンオイルの使用期限
エンジンオイルに使用期限がある、と断言してしまいましたが……そもそもエンジンオイルが何時作られたか、調べて買っていますか？実は缶の何処を探しても、明記されていない場合が少なくありません。
これはエンジンオイルメーカーの大人の事情と考えて間違いないでしょう。「２年前に製造されたエンジンオイル、あなたは買いますか？」筆者は嫌です。ということで、多くのメーカーでは、製造年月日を記載しないこととして、古くなったエンジンオイルを小売店の棚に並べて、売り飛ばしているのが現実です……
とは言え、それには理由があります。本記事執筆に当たり、各オイルメーカーのウェブサイト等を調べてみましたが、一般的に言ってエンジンオイルは未開封であれば、そう簡単には劣化しない、ということ。普通に買える品物であれば、普通に性能を保っているわけです。
ちなみに”Mobile 1″などは、開封したものであっても、冷暗所で湿気の少ないところであれば、開封後1～2年は性能を保てると明記しています。一方で、ヤマハ発動機では……
未開封なら成分変化はほとんど起きません。開封したエンジンオイルには水分やゴミが混入と酸化の可能性があるので、交換毎に適量を購入することをお勧めします。
と記載されています。おぉ、ヤマハのエンジンオイルは未開封なら（常識的な保管ならば）問題なく使えるようです。
一方、高品質なエンジンオイルとして知られている”elf”さんは……
エンジンオイルには使用有効期限があります。その使用有効期限を過ぎると性能レベルが保証できなくなります。
とのこと。そう言えば、”elf”製品（筆者が購入したもの）には、製造年月が明記されていました。そういう理由なのでしょうね！
使用期限は気にするな！
いかがでしたでしょうか？今回は「エンジンオイルの使用期限」についてのお話でした。基本的には、エンジンオイルは未開封であれば数年くらいは性能を維持するものの、中には未開封であっても使用期限が設定されている商品がある、というのが結論です。
お役に立ちましたでしょうか？
