エンジンのマッチングってそんなに偉いの?

投稿日:2019-06-14

エンジンのマッチングって聞いたことありますか?新車や年式の新しい中古車に乗られている方には縁のない話題だと思いますが……旧車に乗る、旧車をこれから購入される方にとっては、気になる話題ではないかと思います。

そこで今回は「エンジンのマッチングってそんなに偉いの?」と題してお届けしまっす!

 

一般的なマッチングナンバー

エンジンのマッチング……これでピンのは、旧車に興味がある方ではないでしょうか?

そもそも私達が乗るモーターサイクルの多くには、エンジンとフレームにナンバーが打刻されています。車検証に記載されているナンバーは、このフレームナンバーなんですね。つまり車両って何よってなったとき、フレームこそが車両の根幹であると、社会的に、そう認識されているわけです。タイヤもウィンカーも車両を構成するパーツではあるわけですが、そこに車体ナンバーは打刻されていない。当たり前ですけど、そういうことになっています。

一般的なモーターサイクルでは、このフレームナンバーと同じようにエンジンにもナンバーが打刻されていて、これが一致することをマッチングナンバーと呼びます。古いモーターサイクルですと、エンジンを乗せ換えたりすることもありますから、「フレームとエンジンのナンバーが一致する」=「工場出荷状態に近い」という想像が成り立つ。これが一般的なモーターサイクルでいうとことのマッチングナンバーになります。

ちなみにハーレーの場合は、1981年以降ではエンジン番号と車体番号が違っているという……極めてナニな管理が行われています。

 

ハーレーエンジンのマッチングナンバー

長々と書きましたが、ハーレーエンジンのマッチングナンバーというのは、これとは別のお話でございます。前フリが長くてすみません。

では、それが何かと申しますと……クランクケースの左右に番号が付されておりまして、そのナンバーが一致するということでございます。この番号はクランクケースの下にありまして、普通は見えないのであります。この番号は基本的にエンジンを降ろさないと見えないのです。

何故にこんな番号がクランクケースに付されているのかと言えば……それはクランクケースを組み上げて行くにあたって、諸々の事柄を調整しているからでございます。ご存知の通り、ハーレーのクランクケースは左右分割方式なのですけど、工業製品には製造誤差がありますから、組む段階でクランクケースを微修正しているのであります。

だから「エンジンのマッチングバーは偉いのか?」と問われれば、筆者ならば、「偉いに決まっているだろうが!」と答えたいと思います。工場出荷状態に近いのではないかと、そういう推測ができるからです。逆にナンバーが違っていたら、クランクケースに問題が発生した証でありますし、あるいは出処が微妙なエンジンが搭載されている可能性がある、ということになるのです。

ただ、これは工場出荷状態を重視するオリジナル原理主義者的な発想であるのも事実です。マッチしていないエンジンでも正しく作動していれば何も問題ありませんし、むしろパーツを組み合わせて走れる状態にしてくれたなら、それは良いことであるはず。

ということで、「エンジンのマッチングってそんなに偉いの?」の答え……それはライダー自身が決めれば良いのではなかろうかと……またしてもお茶を濁して逃げを打ちたい筆者なのであります。

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