信号待ちでニュートラルに入りにくい原因ってなんなの?

投稿日:2019-06-21

「信号待ちでギアがニュートラルに入りにくい……」なんていう症状、ありませんか?特に年数を経たモーターサイクルに乗っている方なら、ハーレーに限らず、起こりやすい事案でございます。

そこで今回は、ササっとその原因について、ご紹介してみたいと思います。

 

クラッチケーブルを要チェック!

一番最初に疑うべきは……クラッチケーブルであります。知っている人にとっては当たり前ですが……クラッチケーブルは調整が必要なパーツ。クラッチレバーを握っても、調整不要だと、クラッチが切れていないことがあるのです。まず、そこを確認しましょう。調整作業はクラッチレバー手元のアジャスターで行います。

ケーブルが調整しきれないほど伸びてしまったときは……素直にケーブル交換すると良いです。

 

プレミアムケーブル

品番:2300-2013

メーカー:PREMIUM CABLE

価格:¥2,268(税込)

「プレミアムケーブル」はアメリカバイク業界等で確かな実績のある、高品質ケーブルメーカーに特注で製作したケーブルシリーズ。しなやかなアウターは取り回しの可能性を高め、操作性の向上にも繋がります。また高品質なケーブルを使用する事により、ケーブルの寿命も長くなりました。

今までラインナップの少なかった、ビニールケーブルのラインナップを増やしました。適合をしっかりお確かめの上、実際に必要な長さを確認して頂き、適当な商品をお選び下さい。

適合:70年〜84年、FX,FLモデル

 

オイルの劣化もニュートラルに入らない原因になる!

続いて確認して欲しいのは、オイルの劣化です。オイルが何故、ニュートラルの入り具合と関係するのかと言うと……当たり前ですが、トランスミッションを潤滑しているから。

ということでビッグツインならばミッションオイルを、スポスタならばプライマリーオイルを交換してみてください。これで案外スッと入ったりもします。

 

DRAG ビッグツイン用 トランスミッションオイル 80W90

品番:3603-0040

メーカー:Drag Specialties

価格:¥874(税込)

Harley-DavidsonVツインエンジンのために、独自の添加剤を使用して特別精製されたミッションオイル。耐摩耗性と耐久性に優れ、トランスミッション内部のギアを潤滑します。また、回転数に左右されることなくスムーズなシフティングを実現します。

ビッグツインの4速、5速、6速、全車にご使用可能です。

 

盲点はシフトレバーにあり!

さて、最後にご紹介するのは……シフトレバーであります。そんな部分が何故……と思いますよね。でもコレ、筆者の知人・友人のハーレーバイカーの間でも、意外に多いのですよ。

ハーレーバイカーの多くがカスタムするのですが、シフトレバーを交換する場合も少ないですよね。それにより、純正からシフトレバーの装着角度が変わって、操作しにくくなることがあるのです。また純正品のシフトレバーを使っている方でも、給油により復活することが少なくありません。らに……転倒によりシフトレバーが曲がってしまっていると、これまたニュートラルに入れにくくなることがあります。ギアチェンジと比べると、ニュートラルへのチェンジは繊細な操作が求められますが、レバーが曲がることでレバー比が変わり、それが難しくなるのであります。

 

クロームシーソーシフトレバー 1974-84用

品番:DS-273930

メーカー:Drag Specialties

価格:¥6,480(税込)

クロームメッキ仕上げのシーソーシフトレバー。1974-84年のショベルFL・FLH用です(※ショベル以外には取付できません)。補修用・カスタム用にご使用いただけます。

シャフト部分はスプライン式です。ショートスタッドのシフトペグ(2600-1006)が取り付け可能です。

 

 

まずは当たり前のメンテから!

ということで今回は、信号待ちでニュートラルに入り難い原因について、ご紹介しました。まとめてみますと……

「クラッチケーブル → ミッションオイル → シフトレバー」の順で点検して欲しいと、そういうお話でした!

 

画像参考-Unsplash
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