ブレーキクリーナーを使ってはいけないパーツ5選

投稿日:2019-10-25

秋のツーリングシーズンに入りましたね!きっと当コラムの読者さんは、「ツーリングの前後はメンテナンス!」という清く正しく美しい心をお持ちのバイカーさんでしょう。さて、皆さんも良く使うと思われるブレーキクリーナーですが、適用してはいけないパーツがあるのをご存知でしょうか?今回は、それをご紹介しておきまっす!

 

ブレーキクリーナーはゴムと樹脂、塗装面を侵す!

そもそも論として、ここではブレーキクリーナーと書いていますが、パーツクリーナーという商品もありまして、実に良く似た存在=成分で出来ています。特にパーツクリーナーの方は、パーツ=部品ということで、何でも綺麗にしてくれるのかな、と思いがちですが、そうではありません。

大前提として、商品によって成分が異なるので使う前に説明書を読みましょう!と声を大にして言っておきます。そのうえで、一般的にブレーキクリーナーとパーツクリーナーは、ゴム部品、樹脂パーツ、塗装面を侵す、という性質があります。コレ、よく覚えておいてくださいね。

 

ガソリンタンクへの使用はNG

まぁブレーキクリーナーは金属表面の頑固な汚れを落とすのに使用するもの。ブレーキローターなんかに適用すると、実に効果的であります。なのですが、勢い余ってガソリンタンクにプシュシュ―っと吹き付けてしまうと……まぁ急には問題になることはありませんが、それでも塗装被膜を痛めてしまいます。後々、タンクが日焼けしてしまったり、塗装表面が曇ったり……という残念な結果に陥る可能性が高いのであります。

ということで、ガソリンタンクへの適用は避けた方が無難です。

 

サイドカバーへの使用も控えよう!

同じ理由で避けるべきなのが、サイドカバー。これまた塗膜に悪影響を与えます。

 

エンジンのカバー類への使用は慎重に判断すべし!

エンジンのカバー類には、塗装が施されているパーツが少なくありません。これもまた、ブレーキクリーナー・パーツクリーナーの使用を控えるべきパーツです。

 

ブレーキホース、フューエルホースはゴム部品だからNG!

そしてゴム部品の代表的なものとして……ブレーキホース&フューエルホースをあげておきます。これらは、黒いはずのホースが紫外線などの影響でグレーっぽく色落ちして、貧乏臭い感じになってしまうことがあります。

が、ここにブレーキクリーナーやパーツクリーナーを適用しても、何ら良いことはありません。一瞬で乾燥して、ゴムを痛めます。最悪の場合、ゴムにひび割れが生じて、フルードや燃料が漏れてしまいます。ゴム製パーツの劣化は迷わず交換。良い子のバイカーは必ず覚えておきましょう!

 

フェンダー&バイザー類も樹脂製ならNG!

最後にあげておきたいのが、フェンダー&バイザー。これら見た目をググっと上げてくれるパーツの汚れは気になるものですが、もしフェンダー&バイザーが樹脂製ならば、ブレーキクリーナー&パーツクリーナーの適用は不可です。アルミ製だったりすれば問題ないです。

ブレーキクリーナー&パーツクリーナーは、ゴム製品と同様、樹脂(プラスチック)を侵す可能性があるのであります。元々劣化したパーツに適用してしまうと、劣化の進行を早めてしまいます。

 

今一度復唱!「ブレーキクリーナーはゴムと樹脂、塗装面を侵す」

ということで今回は、ブレーキクリーナー&パーツクリーナーを適用すべきでないパーツをご紹介しました。

ブレーキクリーナー&パーツクリーナーはゴムと樹脂、塗装面を侵す。覚えておいてくださいね!

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