万能ポリッシュ「ネバダル」はどこまで磨いていいのか?

梅雨時には、メッキパーツやアルミパーツの表面が錆びたり、輝きが鈍くなってしまうもの。そこで活躍するのがメタルポリッシュです。
で、ですよ、メタルポリッシュと言えば、定番「ネバダル」。万能ポリッシュとして知られているわけですが、今回は、このネバダルでどこまで磨いていいのか?についてのお話です。
ネバダル=Nevr-Dull の意味を知っている?
日本ではネバダル、英語表記でNevr-Dullと呼ばれる本商品。その意味をご存知でしょうか?
Never Dull、つまり、「(輝きが)鈍くならないよ!」という意味なんですね。
品番:20002
メーカー:George Basch Co
価格:¥1,080(税込)
今更ながらですが、これが、そのネバダル。
研磨剤の染みこんだ綿を必要な量だけちぎって使用します。金属部分のサビやタール、ピッチ落としに最適な万能商品であります。
ネバダルの良いところは、一般的なメタルポリッシュと違って、ウエスが不要、混ぜたり薄めたりも不要、という超お手軽な点にあります。そのうえ……メッキパーツはもちろん、アルミ、銅、金などなど、あらゆる金属に適用可能なのです。
その性能はアメリカ中で高く評価されておりまして、本国サイトが言うには、アメリカ政府、ネイビー、アーミー、エアフォースにトラック産業、果てはホテル産業などなど、幅広いユーザーを獲得しております。
ネバダルで何処まで磨いていいのか問題……
さて、それでは本題。ネバダルで何処まで磨いていいのか?それは……ご自分で判断して欲しいのですけど……ざっと目安をご紹介しておきます。
金属表面の汚れや錆びを落とす、それがネバダルであると、これが回答になります。
例えばメッキパーツ。その仕組みを考えてみましょう。スチールにクロームメッキが施されているフェンダーなんかがコレに該当しますが、地金はスチールでして、その上にクロムが乗っている状態にあるわけです。で、フェンダーの表面にポツポツと錆びが浮いている場合。このポツポツを落とすくらいで止めておこう、というのが筆者の見解です。というのは、センズリを覚えたての中学生のように、ゴシゴシゴシゴシ永遠に磨き続けてしまうと、大切なクロームメッキ層が薄くなってしまうのであります。
コレはアルミ製パーツなどにも同じことが言えます。ピカーンと輝くようにと磨き続けると、表面のクリアコートを剥がしてしまうことになります。これでは、せっかく磨いたのにパーツ表面の耐久性を損なうことになってしまうのです。
ということで、筆者からのおススメは、表面の汚れ落としと、サッと輝きを増すことを目的として磨くべきなのであります。本国サイトによりますと、「本格的に適用する前に、必ず目立たない所で試してね!」なんて書いてあります。その辺りも配慮して、磨きを掛けて頂けますと幸いでございます。