【初心者必見ネタ】新品タイヤの「皮むき」って一体何をしたらいいの？

新品タイヤに交換した際、ショップさん等から「しっかり皮むきしてね～」なんて言われたこと、ありませんか？ご存知の方にとっては当たり前ですが、新品タイヤに交換したら「皮むき」すべきなのです。

そこで今回は、比較的経験の浅いバイカーさんに向けて、皮むきについてご説明して行きます。

皮むきとはタイヤ表面の薬品を落とすこと！

そもそも、新品タイヤには皮がついているのかと言えば、そんなことはありません。ダンロップさんの公式サイトによりますと……

新品タイヤの表面には、製造工程で型抜きをしやすくするために離型剤などの薬品が塗られています。皮むきとはその薬品を落とす作業を指します。

との記載があります。タイヤの皮むきとは、タイヤ表面の薬品を落とす作業のこと、なのです。

一方で、「タイヤ表面にはワックスが塗布されていて、それは生産されてから装着されるまでの品質保持のため」という説を聞いたことがある方もいらっしゃるかも知れません。が、今回、Googleさんに聞いた範囲では、タイヤメーカーの公式サイトでは、そのような記述は見られませんでした。

タイヤの皮むきは「安全運転を100km」すればOK！

では具体的には、皮むきとは何をすれば良いのでしょうか？今度はブリヂストンさんの公式サイトに記載がありました。そこには、慣らし走行として……

新しいタイヤを装着して走行する際には、特にご使用の車両におけるタイヤの特性・性能に慣れていただくために、急制動や急発進、無理なコーナリングを避け、最初の100kmは安全に留意して走行してください。

と書かれています。

ということで、最初の100kmは安全運転してね、ということでOKみたいっすね。パーツクリーナーでワックスを落とす、とか、やすりで削る、などという必要はありません。最初の100kmは特に安全運転。これがタイヤの皮むきの正体でありました！

ちょっと当たり前すぎて面白味に欠ける結論になってしまいました、そういうことです。新品タイヤに履き替えたバイカーさんはタイヤの皮むきをシッカリして、春のツーリングシーズンを安全に走ってくださいね！