エンジンオイルが黒くなったりキラキラしているのは鉄粉が原因!

春のツーリングシーズン真っ只中ですが、そろそろ梅雨入りが見えてきています。その前に走りまくりましょう!といいたいのですが……沢山距離を走ったら、必ず気を付けたいのがエンジンオイル。
皆さんオイル交換、ちゃんとしてますか?その時、エンジンオイルの色を見てみましょう。黒かったりキラキラしていたら、それは危険なサインです。
オイルの色をチェックすべし!
一般的には、エンジンオイルは飴色であります(そうでない製品もあります)。この、新品時のエンジンオイルの色は、エンジンの調子を把握するうえで、かなり大事なのです。オイル交換をする時、オイルの色をチェックしてみてください。これが濁った飴色くらいなら問題ないのですが、真っ黒であったり、あるいはキラキラしていたら……それは鉄粉が原因である場合があります。黒くなるのは、基本的には煤(スス)なのですが、真っ黒っていう場合は注意が必要です。
エンジンオイル内の鉄粉というのは、金属同士の摺動部=擦れ合う部分から出て来た金属の破片であります。これが例えばシリンダーに回ってしまったら……シリンダーが傷だらけになってしまいます。ギヤ欠損やベアリング焼き付きの原因にもなります。
なので、オイルの色が真っ黒だったり、キラキラしていたら……それは危険なサインなのであります。より頻繁にオイル交換する必要があります。
エンジンオイル交換は3,000kmごと!
特にハーレーは空冷大排気量エンジンを搭載していますから、オイルにとって厳しい環境が続きます。ということでハーレーは一般的に、3,000kmごとのオイル交換を推奨しています。年間走行距離は人それぞれですが、年に10,000km走るとすれば3回程度。走行距離が少ない人でも、年に一度はオイル交換してあげれば良い感じであります。
一方で、新車の場合は、ちょっと違います。よく話題になる、慣らし運転期間に、必ずオイル交換が必要です。組み立てられて走り始めたばかりのエンジンは、いわゆる「あたり」が出ていない状態。なので金属粉が出やすいからです。500km程度で一度はオイル交換しましょう。次は1,000km~1,500km、それ以降は3,000kmで大丈夫です。
先日、ネット記事で「何故、タクシーや商用車は走行距離50万kmでも走れるのか?」みたいな記事を読みまして……そこには、タクシーや商用車は定期点検項目が多く、厳格に日常メンテナンスを施しているから、と書かれて納得しました。オイル交換を頻繁にすることで、間違いなくエンジンは好調を維持できます。ツーリングシーズンが終わったらオイル交換、くらいがちょうど良いのかも知れませんね!
ハーレー純正オイル20W50 1ケース
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