ハーレーパーツメーカー~MICHELIN

投稿日:2022-08-14

世界中のハーレーパーツメーカーをポツリポツリと紹介していますが……今回は、MICHELIN(ミシュラン)!

厳密に言うとパーツメーカーではありませんが、ハーレー用タイヤも、しっかりラインナップしてくれています。

 

ミシュランの設立は1889年。日本で大日本帝国憲法が発布された年!

ミシュランの源流は、1863年に設立されたBarbier, Daubrée et Cieという合資会社。1863年とは、日本の幕末=江戸末期。チョンマゲをしたお侍さんが闊歩していた頃、であります。そしてアンドレ&エドゥアールのミシュラン兄弟の苗字を社名とするMichelin et Cieになったのは1889年のこと。これは日本の明治22年でして、大日本帝国憲法が発布された年、であります。どんだけ歴史があるんだって話ですね……

1890年頃というのは、ダイムラーにより世界初となるガソリンエンジンを搭載した自動車が発売された頃。そこでミシュランは、この自動車用の空気入りタイヤを開発しました。その後は自動車の普及とともに規模拡大&グローバル企業化を進め、1949年には世界初となる量産ラジアルタイヤ『ミシュランX』を市販しています。

日本におけるタイヤ販売事業は1964年にはじまりました。これは東京オリンピック開催の年、であります。その開幕に合わせて、浜松町・羽田空港間に新設されたモノレールに、ミシュランスチールラジアルXタイヤが採用されたのが、日本におけるミシュランの第一歩。そして1975年には、現地法人となる日本ミシュランタイヤ株式会社を設立。今ではすっかり浸透したスタッドレスタイヤやエコタイヤを時代に先駆けて導入し、日本市場におけるプレゼンスを高めてきました。

ちなみに、日本ミシュランは単なる販社ではなくて、日本においても研究開発を行っています。日本での研究開発は、1987年の車上試験が最初のこと。群馬県太田市にある R&Dセンター(太田サイト)は、ミシュランタイヤの世界主要研究開発拠点の1つであり、そこでは次世代タイヤ、金属積層造形をはじめとするハイテクマテリアルの研究開発を行っています。

 

ミシュランのタイヤが2022年10月から値上がりする!

そんなミシュランですが、ハーレーに適合するタイヤを幾つかラインナップしています。で……そのミシュラン製タイヤが、2022年10月1日から値上がりするのであります。これは、原材料価格と輸送費の高騰が原因でありまして……辛いですが、私達バイカーは受け入れるしかありません。これはミシュランが日本で取り扱う全ブランドが対象ですので、BFグッドリッヂとカムソも含まれます。タイヤ・チューブなど、関連商品すべてに及ぶようで、値上げ幅は3~8%。結構な値上がりになりますね……

残念ながら当店ネットショップでの取り扱いはありませんが、ミシュランタイヤをお求めの方は、値上げ前に購入しておくことをおススメいたします!

 

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