なぜ冬になるとハーレーの旧車エンジンはかかりが悪いのか？

投稿日：2022-11-18

最近、特に朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね……この季節、一部のキャブ車オーナーの方はエンジンの始動性が気になるのではないでしょうか？「冬になるとエンジンがかかりにくくなる」って本当なのでしょうか？

そこで今回はこの冬場にエンジン始動性が下がるのか、その理由と対処法をご紹介して行きます！

「キャブ車は冬場にエンジンが始動しにくくなる」は本当！

見出しにドドンと書いてしまいましたが、キャブ車は由布場にはエンジンが始動しにくくなります。その理由は極めて簡単でして……冬場＝気温が低くくなります。そうしますとガソリンが気化しにくくなり、キックペダルを頑張って蹴っても、燃焼＝始動しにくくなる、というのが理屈です。

これがインジェクターですと、どんな条件下でも最適な空燃比となるよう燃料をシュシュっと噴射してくれますから、始動性が下がることはありません。一般的にキャブレターというのは、空燃比が決まっています。夏に濃すぎず冬薄すぎず、のギリギリでバランスを取っている、とも言えるです。

そのため60年代の乗用車ドライバーなんかは、冬の朝はお湯を沸かしてエンジンにチョロチョロ掛けてから始動していた、なんていう話もあります。

つまり……キャブ車である以上、冬場にエンジンが始動しにくくなるのは仕方がない、というのが本当のところ。で、それを多少なりとも回避するために装備しているのがチョークレバーです。このチョークレバーを適宜操作することで、一時的に燃料を濃くして燃焼しやする＝始動性を高めるわけです。

ちなみに、チョークレバーも引きすぎるとプラグがカブってしまうことがありますので、車両の状態に応じて半分引くとか加減が必要です。なので車両の具合に応じてチョークレバーを操作する、それがキャブ車オーナーの宿命であり、それを上手くできれば冬場でもエンジンを簡単に始動させることができます。

冬場に始動性が下がる原因として、もう一つ考えられるのがバッテリーです。バッテリーというのは寒さに弱いので、冬になるとバッテリー上がりを起こし勝ちなのです。なので冬になる前にシッカリ充電しておくとか、バッテリーが弱っていたら新品に交換すると良いです。

品番：YUA1201000

メーカー：YUASA

価格：¥8,470（税込）

バッテリーの充電に使えるのが、この「YUASA製小型バッテリーチャージャー」です。つないでおくだけでバッテリーの充電を行えます。乗る頻度が少ない場合や、停車時でも電気を消耗する車輌などは
特にバッテリーの寿命が短くなりやすいので、充電器のご使用をオススメします。

満充電で休止し、その状態を維持する機能(フロートモード)付きなので、つなぎっ放しで問題ありません。コードは約3mで、ワニ口クリップが付属します。また付属の車輌側ケーブルをバッテリーにつなぎっ放しにしておけば、簡単に充電器と接続できるので大変便利です。

品番：9800-4030

メーカー：WESTCO

価格：¥25,850 (税込)

バッテリー交換なら、WESTCO製バッテリーがおすすめ！ハーレー純正にも採用されているAGMバッテリーです。

適合:1997-2003年 XL、1997年以降ソフテイル/ダイナ、2007年以降 VRSC(07年 VRSCR除く)

サイズはハーレー純正と同じになります。メンテナンスフリーバッテリーです。トップ&サイドターミナル　　Made in U.S.A

また、夏場のオーバーヒート対策で高粘度オイルを入れていた方は、オイル交換のついでに冬支度をしておくと、始動性が変わる可能性があります。が……オイル粘度は、普通にオイル交換をしているバイカーさんであれば、（筆者の個人的意見ですが）あまり効果がない気がします。

むしろ、バッテリーを良好な状態にしつつスパークプラグを新品に変えておく、というのが当たりな気がします。始動性を高める＝燃焼しやすくする。そのために良好な火花は欠かせないと考えます。

品番：RN-12-YC

メーカー：CHAMPION

価格：¥522 (税込)

CHAMPIONスパークプラグ。

適合 1975-81年ビッグツイン・1984-99年ビッグツイン

チャンピオンはハーレー純正プラグを手がけるメーカー。世界中で市販車からレーサーまで幅広く採用されており信頼度は折り紙付き。

適合が細かく分かれているのも納得感高し。オススメです！

※1本売りです。ターミナル部分の脱着は出来ません。

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