ハーレーがインドで440ccの空冷単気筒エンジンを搭載した「X440」を発売!

2023年4月に中国で発表されたハーレーダビッドソンのトラッカーモデル「X500」に続き、今度はインドで空冷単気筒エンジンを搭載した「X440」を発売するというのです。ここで詳しくご紹介して行きましょう!
「X440」はインド産ハーレー!
こちらが今回発表された「X440」です。
中国産ハーレー「X500」はBenelliことQJ MotorcycleのOEMモデルでしたが、「X440」はインドが誇る世界的なモーターサイクルメーカーである「ヒーロー・モトコープ」とのOEMにより実現したモデルとなります。
モーターサイクルに詳しい方なら、BMWモトラッドの中排気量モデルがインドメーカー製であることや、トライアンフが最近インド製の新しいモデルを発表したことをご存知かもしれません。
インドはロイヤルエンフィールドなどのモーターサイクルメーカーが存在し、その品質と人気も確かなものです。また、ホンダ「GB350」はインド製のパーツを日本で組み立ていますし、全く侮ることのできないモーターサイクル生産国といえましょう。ですので「X440」のクオリティについてはかなり期待できると、そう断言して間違いありません!
「X440」は空冷単気筒440ccエンジンを搭載したロードモデル!
車両を眺めてみますと、全体が醸し出す雰囲気は「X500」と良く似ていますが、よりオーソドックスなロードスポーツモデルと言えます。
最も大きな違いはエンジンです。「X500」は水冷並列2気筒でしたが、この「X440」では総排気量440ccの空冷単気筒エンジンを搭載しています。
最高出力は27ps / 6,000rpmとのことですから、これは20kWに相当します。最大トルクは38Nm / 4,000rpmを発揮します。インドで好まれそうな実用的=低回転域で使いやすそうなエンジン出力特性が与えられます。
車体構成はオーソドックスで、スチールフレームにフロント倒立フォーク、リヤはツインショックになっています。ホイールベースは1,418mm、車両重量は181kgで、特に軽量コンパクトをウリにはしていませんが、ちょうど良いサイズ感に仕上がっています。
また、ホイールはスポークタイプが採用されており、タイヤはインドMRF製品を装着。サイズは前100/90×18、後140/70×17です。
前後から見ると、単気筒モデルらしいスマートな車体であることが分かります。シート高は805mmですので、足付き性も良くなっています。
「X440」は40万円台で購入可能!

「X440S」マットブラック
カラーラインアップは全4色で、マットブラックをはじめ、マスタード、シックレッド、ダークシルバーが用意されています。

「X440デニム」マスタード
こちらの「X440デニム」はワイヤースポーク仕様です。

「X440ビビッド」シックレッド
2トーンカラーを採用した「X440ビビッド」は、落ち着きのあるシックレッドを採用。

「X440ビビッド」ダークシルバー
気になる本体価格は22万9,000ルピー(日本円:約40万円)〜と、ハーレーらしからぬ爆安価格で発売されるとのことです。
日本で発売されるとなると、もう少し本体価格が高くなると思いますが、是非とも発売してほしいものですね!今後の動向に注目です。