ロングツーリングに出かける前は必ず運行前点検をしよう!

まだまだ夏真っ盛りですね。ライダーにとってだけでなく、空冷大排気量エンジンを搭載するハーレーにとっても厳しい季節です。しかし、あと半月もすればツーリングに最適な秋がやってきます。
そこで今回は、秋のロングツーリングに出かける前に必ず行っていただきたい「運行前点検」を、今一度復習しましょう。
毎日行うべきは「豚(ブタ)と燃料」!
本来、運行前点検というのは毎日行うべきなのですが、正直に言ってしまえば面倒くさいですし、時間がかかります。ですので、ほとんどのハーレーバイカーの方は、運行前点検をすべて行っていないと思われます。筆者も行っていませんが…。(苦笑い)
しかし、運行前点検を簡略化した「豚(ブタ)と燃料」だけは、毎日行うべきです。簡単で時間がかかりませんから。
豚(ブタ)というのは、ブレーキとタイヤ。それと燃料。ハーレーを含めて現代の一般的なモーターサイクルであれば、まずブレーキとタイヤ、燃料だけ確認しておけば、最悪の事態=走れなくなる可能性はほぼありません。
豚(ブタ)と燃料だけは毎日行いましょう。これは実践していただきたいです。
「ネンオシャチエブクトウバシメ」はロンツー前は必ず行うべし!
毎日行うべきは「ブタと燃料」でしたが、ロングツーリング前はもっと時間をかけてしっかり準備したいですね。そこで行うべきは「ネンオシャチエブクトウバシメ」です。ご存知の通り、チェック項目を並べたバイカーを守るための呪文です。順を追って簡単に説明していきましょう!
ネン→燃料:ガソリンが入っていることを確認しましょう!旧車などであれば、ストレーナーにたまったゴミを取り除いておくと、キャブレターの詰まりを防止できます。
オ→オイル:オイルが適正量入っていることを確認しましょう!夏用オイルを入れていた方なら、ロングツーリング前に一般的なオイルに交換しておくと良いかもしれません。
シャ→車輪:タイヤをチェックしましょう!通常の運行前点検なら空気圧のみでも充分ですが、ロングツーリング前ならタイヤの摩耗にも目を光らせ、必要に応じて新品タイヤに交換しましょう。
チエ→チェーン:チェーンの張り具合をチェックしましょう!ロングツーリング前ならチェーンの洗浄&注油をしておくと良いでしょう。
ブ→ブレーキ:ブレーキが正しく作動することをチェックしましょう!ブレーキオイル量(ブレーキケーブルの遊び)、ブレーキパッドの残量なども確認しておきましょう!
ク→クラッチ:クラッチが正しく作動することを確認しましょう!遊び量もチェックして、切れが悪いようなら調整が必要です。
トウ→灯火類:ヘッドライト・テールライト・ウィンカーなどの灯火類が正常に作動することを確認しましょう!球切れをしていたら、新品に交換をしましょう。
バ→バッテリー:エンジン始動時に分かることですが、液量をチェックしておきましょう。普段走行していて充電されにくかったり、ヘッドライトの光量不足を感じたら、新品バッテリーに交換しましょう!
シメ→締め:各部のボルト&ナットなどの締まり具合を確認しましょう!
以上、ロングツーリングに出かける前に必ずやったほうが良い、運行前点検の項目でした。毎日とは言いませんが、もしもに備えて定期的に愛車の点検を行いましょう!