最新式オービス(速度違反自動取締装置)に要注意!噂のレーザーパトカーとは!?

投稿日:2023-08-18

地獄の渋滞を引き起こすお盆も終わりましたが、次は秋のツーリングシーズンが待っています。ハーレーライダーにとって秋は最高の時期です。が……そんな私達ライダーを地獄に突き落とす憎い奴がいます。オービスこと速度違反自動取締装置がそれです。

そこで今回は、オービスの基礎知識からレーザーパトカーまで、速度取り締まりに関する情報をお伝えして行きます!

そもそも私達がオービスと呼んでいるのは、速度違反自動取締装置のこと。で、オービスというのはボーイング社の製品名=商標です。ですので正しくは速度違反自動取締装置と呼ぶべきですが、ここでは広く使われているオービスで通して行きます。

 

オービスの概要

さてオービスとは一体なんでしょうか? それは、速度測定器とカメラを組み合わせて、速度違反車両を検知すると自動的に写真撮影を行い記録する装置のこと。言うまでもなく、スピード違反を取り締まるための装置です。

オービスは高速道路や主要幹線道路だけでなく、事故が多発する道路や通学路、ゾーン30にも設置されています。定常的に設置される固定式と、固定式以外(移動式や可搬式など)のオービスが使い分けられています。高速道路には固定式、通学路には可搬式、といった具体です。

固定式は速度超過違反が多発する道路=高速道路や主要幹線道路に設置されおり、基本的には一発免停を取締対象としています。ですから一般道路では30km/h以上、高速道路では40 km/h以上の速度超過が撮影されます。

可搬式は一般的には15km/h以上の速度超過で撮影される、と言われていますが、どうやら制限速度の10%に満たない速度超過でも撮影される可能性があるそうです。怖いですね……

固定式オービスがある場所の前には必ず、設置していることを警告する標識=予告看板が設置されています。青地に白文字で「自動速度計測装置設置区間」と書かれているのがソレです。ですので高速道路や主要幹線道路では、看板を見落とさないことが大切です。ところが固定式以外の場合には、必ずしも予告看板が設置されません。これは可搬式速度計測装置を設置する際に事前にウェブサイトや報道で周知しているためです。ですので絶対に捕まりたくない、という方は事前情報を調べておくと良いでしょう。

撮影されてしまうと、赤や白でピカッと光るので、撮影されたライダーは必ず気が付きます。速度超過に注意しましょうね!

 

オービスの種類

オービスには固定式と固定式以外とがあることはお話しましたが、それぞれ更に細分化することができます。以下に簡単にご紹介して行きます。

 

固定式オービスの種類

ループコイル式:道路の下に一定の間隔を空けて3個のループコイルが埋め込まれている。車両は金属製だから、車両がループコイル上を通過する誘導起電力が発生する。この誘導起電力を利用して車両の通過速度を算出して、速度超過を検知したら撮影する。カメラ等は路肩に自立している。

LHシステム:ループコイル式と同じく、ループコイルにより速度を算出して撮影する。機械本体は道路をまたぐ形の門型やF字型の支柱にカメラとストロボ、パトランプ等が設置されています。

Hシステム:最近は撤去が進んでいますが、LHシステムと同様の支柱に、四角い白いレーダーが搭載されていて目立ちます。

Sensys SWSS(Speed Warning Safety System):Sensys SSS(Speed Safety System)と呼ばれる製品に警告機能を追加した装置。小型なので生活道路にも設置される。速度違反の車両をレーダーで感知すると、LEDによる発光で警告を行い、撮影地点で速度を超過していると撮影する。

 

固定式以外のオービス種類

移動式:ワンボックスカーなどの警察車両の後部に積載して使用するタイプ。レーダー式やレーザー式などがある。レーザー式は測定後そのままパトカーで追跡して、違反車両を停車させて反則告知を行う。

可搬式:三脚上に速度測定装置とデジタルカメラを設置して速度違反車両を記録。後日運転手を呼び出すタイプ。最近導入が進んでいるのがコレ!レーダー式とスキャンレーザー式があり、レーダー式はあらゆるレーダー探知機を無力化する。

半固定式:オービスの土台だけを複数個所に設置しておき、測定器&カメラを移動して利用するタイプ。

 

オービスに引っかからないために

警察さんがオービスを設置する場合、固定式であれば必ず設置場所の手前に看板やサインがあります。ですので、その看板を見逃さないようにすること。

固定式以外の場合では、必ずしも設置看板が置かれているとは限りません。ですので、いつ、どこで撮られてしまうか分からないのです。ただし、事前に設置場所をウェブサイトやSNSなどで告知していますので、確認しておくと良いでしょう。

しかし……最も重要なのは、スピード超過しないこと。決められた速度を守り、安心・安全なバイクライフを楽しみましょうね!

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