ロングツーリングに出かける前は必ず運行前点検をしよう!

投稿日:2023-08-22

まだまだ夏真っ盛りですね。ライダーにとってだけでなく、空冷大排気量エンジンを搭載するハーレーにとっても厳しい季節です。しかし、あと半月もすればツーリングに最適な秋がやってきます。

そこで今回は、秋のロングツーリングに出かける前に必ず行っていただきたい「運行前点検」を、今一度復習しましょう。

 

毎日行うべきは「豚(ブタ)と燃料」!

本来、運行前点検というのは毎日行うべきなのですが、正直に言ってしまえば面倒くさいですし、時間がかかります。ですので、ほとんどのハーレーバイカーの方は、運行前点検をすべて行っていないと思われます。筆者も行っていませんが…。(苦笑い)

しかし、運行前点検を簡略化した「豚(ブタ)と燃料」だけは、毎日行うべきです。簡単で時間がかかりませんから。

豚(ブタ)というのは、ブレーキとタイヤ。それと燃料。ハーレーを含めて現代の一般的なモーターサイクルであれば、まずブレーキとタイヤ、燃料だけ確認しておけば、最悪の事態=走れなくなる可能性はほぼありません。

豚(ブタ)と燃料だけは毎日行いましょう。これは実践していただきたいです。

 

「ネンオシャチエブクトウバシメ」はロンツー前は必ず行うべし!

毎日行うべきは「ブタと燃料」でしたが、ロングツーリング前はもっと時間をかけてしっかり準備したいですね。そこで行うべきは「ネンオシャチエブクトウバシメ」です。ご存知の通り、チェック項目を並べたバイカーを守るための呪文です。順を追って簡単に説明していきましょう!

ネン→燃料:ガソリンが入っていることを確認しましょう!旧車などであれば、ストレーナーにたまったゴミを取り除いておくと、キャブレターの詰まりを防止できます。

オ→オイル:オイルが適正量入っていることを確認しましょう!夏用オイルを入れていた方なら、ロングツーリング前に一般的なオイルに交換しておくと良いかもしれません。

シャ→車輪:タイヤをチェックしましょう!通常の運行前点検なら空気圧のみでも充分ですが、ロングツーリング前ならタイヤの摩耗にも目を光らせ、必要に応じて新品タイヤに交換しましょう。

チエ→チェーン:チェーンの張り具合をチェックしましょう!ロングツーリング前ならチェーンの洗浄&注油をしておくと良いでしょう。

ブ→ブレーキ:ブレーキが正しく作動することをチェックしましょう!ブレーキオイル量(ブレーキケーブルの遊び)、ブレーキパッドの残量なども確認しておきましょう!

ク→クラッチ:クラッチが正しく作動することを確認しましょう!遊び量もチェックして、切れが悪いようなら調整が必要です。

トウ→灯火類:ヘッドライト・テールライト・ウィンカーなどの灯火類が正常に作動することを確認しましょう!球切れをしていたら、新品に交換をしましょう。

バ→バッテリー:エンジン始動時に分かることですが、液量をチェックしておきましょう。普段走行していて充電されにくかったり、ヘッドライトの光量不足を感じたら、新品バッテリーに交換しましょう!

シメ→締め:各部のボルト&ナットなどの締まり具合を確認しましょう!

 

以上、ロングツーリングに出かける前に必ずやったほうが良い、運行前点検の項目でした。毎日とは言いませんが、もしもに備えて定期的に愛車の点検を行いましょう!

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