第二次世界大戦時に作られていたハーレー特集
以前、「ハーレーとインディアンを歴史から紐解く!」などと言って、世のハーレー・フリークから叱られないかとビクビクした経験のある筆者なのですが……
どうにかソレを無難に切り抜けたので、今回も危険な香りのする記事をブっ込んでみます。「第二次世界大戦時に作られていたハーレー特集」です!マニアの方は対象外の記事ですので、サラっとお読み頂けますと幸いです(笑)。
ナックルヘッド
さてさて、第二次世界大戦中にハーレーダビッドソンが生産していたモデル……その筆頭と言えばやはり、1936年に生産が開始されたナックルヘッドということで大丈夫でしょう。
先端の機構(とも言い切れませんが)であるOHVを採用した意欲的な高性能モデルであり、鋳鉄製シリンダーヘッドを有する本モデルは、ハーレー・バイカーにとって史上最高の傑作であると言われています。
サイドバルブエンジン搭載のUL系
1942 Harley-Davidson Model UL Police Special https://t.co/lWxRBHhOrG #Classic #Bike #Auction pic.twitter.com/zWY1kSQ7j6
— ♛ Braden Port ♛ (@Gamer__Guy) 2018年12月5日
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続いてご紹介するのは、サイドバルブエンジン搭載のUL系モデル。1937年に初登場して以来、第二次世界大戦中も生産されました。
排気量74ciのU・ULなどのほか、80ciのUH・ULHといったモデルが生産されました。36年にOHVエンジン(ナックルヘッド)の生産が開始されたあとも、引き続き生産が続けられたのです。
ご覧のモデルは1942年のUL。しかも警察仕様のようです。
ベビーツインエンジン搭載のWLA
Foto “inusual” de la WWII hoy … tropas motorizadas del ejército norteamericano equipadas con el modelo WLA de la marca Harley Davidson y el mítico Thomson pic.twitter.com/c12ht37KrP
— Coronel Kurtz (@Nathan_Kurtz) 2019年1月17日
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同じくサイドバルブエンジン搭載車のうち、750ccというハーレーにしては小さなエンジンと小柄な車体から、ベビーツインと呼ばれていたWLシリーズも生産されていました。
なかでも有名なのは、軍用モデルWLA。AはArmyを意味します。
WLのエンジンをベースにスポーツスターのご先祖となるKモデルが誕生したのは有名なお話です。
サイドバルブエンジンの三輪車
サービカーか(°_°)
80歳くらいなったら欲しいな(°_°)笑
それまであるかな? pic.twitter.com/vpq4M9zQTS— 雅貴 (@masabx) 2014年3月29日
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WLと同系のサイドバルブエンジンを搭載した三輪モデル、Servi-Car(サービカー)も同期間に生産が続けられました。
サービス関連のエンジニアが運転したり、郵便局や警察でも使用されていました。今見ても素敵です!
日本で生産されていた陸王
ハーレーも良い‼
でも死ぬ前に1回陸王に乗りたい‼#低音レディオ pic.twitter.com/qvlK2WKrpO— 工藤 俊作 (@madmax8v) 2019年2月16日
最後にご紹介するのは、和製ハーレー、と言うとマニアな方に叱られるに違いない、日本でライセンス生産されていた陸王。
ハーレーの輸入販売を手掛けていた三共(現在の第一三共)が、きっちりライセンスを受けて生産されたものですから、いわゆるコピーではないのですよ!
日本で生産されていた陸王
ということで今回は、第二次世界大戦中に生産されていたハーレーをササっとご紹介してみました。
どのモデルも今では大変なお値段で取引されている名車です。そして鉄の馬という今に受け継がれるハーレーのイメージが、これらのモデルにより作られてきたんだなって感じました。
他にもこんなモデルあるよって方いたら、コメント頂けますと幸いです!