マフラーを交換しよう!ハーレー用マフラーの種類と音量規制について!

投稿日:2023-10-27

カスタムにそれほど興味がなくても「マフラーを交換してみたい!」という方は少なくありません。

そこで今回は、ハーレー用マフラーの種類、音量規制、またマフラー交換の注意点(O2センサー対応)、黒いスス(スラッジ)の除去方法についてお話ししましょう。

 

マフラーは好みの種類を見付けて選ぼう!

マフラー交換を検討し始めると、様々なマフラーが存在することに気付きます。したがって、マフラー交換の第一歩として、どんな種類のマフラーがあるのかをご紹介しましょう。

 

ドラッグパイプマフラー

PAUGHCO 70-84年ショベル用 40″ショットガンドラッグパイプマフラー

品番: 730D40

メーカー: PAUGHCO

価格:¥ 92,620 (税込)

古くから存在し、今なお高い人気を誇る、これぞアメリカンバイクの定番と言えるマフラー。ドラッグレーサーに採用されていたサイレンサーの無いマフラーが起源とされています。

 

ショットガンマフラー

S&Sスラッシュカットショットガンマフラー07-15FLSTF/D

品番: 55-6043

メーカー: S&S Cycle

価格:¥ 68,750 (税込)

ショットガンマフラーとは、2本のサイレンサーが地面と水平に並んだスタイルのマフラーのこと。ショットガンを思わせるビジュアルから、この名前で呼ばれています。名前のとおり排気サウンドも大きめな場合が多いようです。

 

テーパードマフラー

V-TWIN製 XLCH レプリカテーパードマフラー

品番:  30-0795

メーカー: V-TWIN

価格:¥ 45,320 (税込)

純正マフラーとしてよく採用されているのがテーパードマフラー。エンド部分に向かって先細りすることで、心地よい重低音が出るのが特徴です。あらゆるカスタムハーレーとも相性抜群のマフラーです。

本製品は1956-78年 XLH/XLCH用。直径:約67mm(最大)、全長:約48.5cm、差し込み径:45mmです。

 

フィッシュテールマフラー

シャークフィッシュマフラー 36インチ

品番: 8500-1002

メーカー:GUTS CHROME

価格:¥ 17,380 (税込)

クラシックスタイルには欠かせないマフラー。魚の尾びれのようなユニークな形状が名前の由来です。

本製品は36インチ(全長91cm) 差込口クランプ付き(差込口1-3/4) 適合ボディークランプサイズ:2-7/8インチ) インナーサイレンサーは中に装着済みの商品となります。

取り外しは不可となります。別売の汎用マフラークランプ(品番:31-2099)が使用可能です。

 

2 in 1マフラー

パイソン 2in1マフラー 86年以降ソフテイル用

品番:1800-0493

メーカー:Drag Specialties

価格:¥ 88,000 (税込)

2本のエキパイが途中から1本に合体している、シンプルな車両向けのマフラーです。様々なスタイルにフィットしますが、やはりスポーティなスタイルに似合います。

本製品は、3.5インチ径のスキャロップドスラッシュカットマフラーです。エキゾースト部分の可視範囲220度のフルカバーヒートシールド、集合部分のワンピース・ヒートシールドなど美しさも兼ね備えたエキゾーストシステムです。

1986-2011年ソフテイルモデル用。 ※1984-2007年の車輌に取り付ける場合はO2センサーの穴を品番1861-0464のプラグボルトでふさぐ必要があります。

 

最新の騒音規制はどうなっているのか?

続いて、マフラーを交換する際に気になるのは騒音規制です。周囲の人々への配慮が求められる時代ですから、騒音規制に則った製品を選びたいものです。

JMCA(一般社団法人全国二輪車用品連合会)によれば、平成22年4月1日以降の生産車および輸入車に装着するアフターマフラーには、加速走行騒音基準適合が加わりました。ハーレーの小型二輪自動車に関して、規制は以下の通りです。

・平成10年規制以前:近接 99dB(A)

・平成10年規制:近接 99dB(A)

・平成13年規制:近接 94dB(A) (新:H13.10.1 継:H15.9.1 輸:H15.9.1)

・平成22年規制:近接 94dB(A)・加速 82dB(A)(新:H22.4.1 継:H22.4.1 輸:H22.4.1)

となっています。

 

近接は近接排気騒音、加速は加速走行騒音、新は国産新型車(国産新型車期日以降に型式認定を受けた新型車)、継は国産継続車(国産新型車期日以前に型式認定を受け、国産継続車を超えて生産される継続生産車)、輸は輸入車(輸入車期日以降に生産された輸入車)の意味です。

騒音規制をクリアするマフラーの多くはJMCAマークがついていますので、購入前に確認しましょう。

好みのマフラーを装着しつつ騒音規制をクリアしたい場合、バッフルを使用することを検討しましょう。バッフルをサイレンサー内に挿入するか、サイレンサー末端に装着することで排気の流れを変えて消音できます。これにより、お好みの外観を持つエキゾーストも騒音規制基準内に収めることができます。

 

バッフルで騒音規制をクリアすべし!

バッフル4インチ(10cm) 1-3/4インチドラッグパイプ用

品番: 8600-1229

メーカー:GUTS CHROME

価格:¥ 704 (税込)

長さ4インチ(10cm) 1-3/4インチドラッグパイプ用 1-3/4ミニパイプバッフル。外径約41mmとなります。

 

マフラー交換を行う際にはO2センサーに注意!

O2センサーは、新車に2007年モデルから搭載されるようになりました。これは排ガス規制への対応であり、2006年からキャブレターに代わってインジェクションが採用され、それに伴いO2センサーが搭載されるようになりました。

O2センサーは排気ガス中の酸素濃度を測定し、燃料の混合比を調整するための装置です。マフラーを安易に交換すると、燃料の混合比が調整されずに狂ってしまう可能性があります。さらに、2021年モデルではエキゾーストパイプだけでなく、マフラーにもO2センサーが搭載されています。

そのため、詳細を知らない方は専門店と相談しながらマフラーを選ぶことをお勧めします。

 

マフラーに付着した黒いススを落とすべし!

マフラーに溜まったカーボンスラッジを落とす方法をご説明いたします。まず、市販のカーボン除去剤を入手しましょう。かつては洗油などといって灯油などで行っていましたが、今は専用品を使う時代です。

次に、マフラーを車体から取り外します。続いて、洗浄液の説明書に従って洗浄液を作ります。洗浄液の説明書に記載があると思いますが、60~80度のお湯で洗浄液を適切な濃度にするのが大切です。それができたらマフラーを洗浄液にドブ漬けにします。あとは一定時間放置して水洗いして組み付けるだけ。簡単ですね!

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