レジスター?イリジウム?意外と多いプラグの種類

投稿日:2017-08-04

今さら声を大にして言うべきことではないですが、ハーレーはガソリンを燃やして走っています。そのガソリンに直接火花を飛ばしているのがスパークプラグになります。そんなプラグですが、レジスターとかイリジウムとか、色々と種類が存在することはご存じですよね。そこで今回は、そんな多様性のあるプラグの種類について説明しようと思います。

レジスタープラグ

プラグ内にレジスター(抵抗)を内蔵しています。電極にはニッケル合金を使用しています。柔らかいニッケル合金を使用しているので電極を細くすることができず、電力を集中させる面積が広くなり、結果、火花が弱く、安定した火花を飛ばす事は難しくなりますが、その分、非常に安価となった一般的なプラグです。耐久性にも優れておらず、マメな交換が必要となります。

 

グリーンプラグ

中心電極に90°のV溝を設けることで、着火性を向上させたプラグになります。燃焼の成長を妨げる電極の消炎作用が小さくなって着火性が向上します。V溝の効果で確実に電極の外側でスパークします。火炎核は電極の外寄りで生成され、外側へ大きく成長します。

 

白金プラグ

先端の電極に白金合金を使用しています。イリジウムまではいきませんが、電極を細くすることができるので大きな火花を飛ばす事ができます。また、耐久性にも優れており、比較的、長持ちします。ただし、白金を使用していますので、当然、高価になります。

 

イリジウムプラグ

電極にイリジウム合金を使用することで、電極を極限まで細くする事ができ、同じ電力でも一点に大きな火花を集中して飛ばす事ができます。イリジウム合金を使用することで高価になりますが、耐久性にも非常に優れているため、長持ちします。

 

レース用プラグ

高圧縮、高回転、高出力エンジン用の高熱価プラグになります。全開加速、超高回転の連続、高速運転など苛酷な条件で使用されます。スパークしやすい・着火性能がよい・加速性が良いのはもちろんのこと、トラブルフリーであることが求められます。苛酷な条件で使用されるため、電極素材にはプラチナ、イリジウム等の貴金属を使用したものが多くなります。

 

多極プラグ

外側電極が多極仕様になったプラグになります。電極消耗を分散させることにより、耐久性が確保できます。また、多極プラグは、放電特性を改善する効果も見られます。火花が発火部の絶縁体表面に沿って飛ぶ構造のプラグが多く、間欠放電プラグ、補助火花ギャップ付きプラグ、セミ沿面プラグなどがそれにあたります。

 

チャンピオンスパークプラグ RN12YC

品番:RN-12-YC

メーカー:CHAMPION

価格:¥394(税込)

適合 1975-81年ビッグツイン。1984-99年ビッグツイン。元々ハーレー純正プラグを手がけるメーカーで、プラグ自体も世界中で市販車からレーサーまで採用されている為信頼度は高いです。適合が細かく分かれているのも納得できます。

 

NGKプラグ DCPR7EIX イリジウム

品番:DCPR7EIX

メーカー:NGK

価格:¥1,382(税込)

1999年から現行のツインカムモデル&1986年から現行のスポーツスターモデル用 1本の金額です。DCPR7EIXは中心電極にイリジウム合金を採用し、電極を白金より細くすることで火花が飛び易く、着火性能を向上させています。さらにサーモエッジ効果でカーボン汚損にも強いプラグです。イリジウムプラグは始動性・加速性・アイドリングの安定性の向上、さらに燃費にも優れています。純正6R12・チャンピオンRA8HCと交換が可能な高性能プラグです。

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