ヘッドライトの光量やバルブの種類、レンズのカラーについてもう一度勉強しよう!

投稿日:2023-10-24

つい先月まで「真夏かよ!」と突っ込んでしまうほど暑かったのですが、最近は日が早く沈むようになりましたね。すると、視認性と被視認性が気になります。夜道をしっかり照らしてくれるヘッドライトや、周囲の道路利用者に自分の存在を知らせるテールライトが欲しくなります。

そんなわけで、今回はヘッドライトの光量とバルブの種類、そしてレンズのカラーについて復習しましょう!

 

ヘッドライトは「ハロゲン・HID・LED」の3種類

ご存知の方にとっては当たり前かもしれませんが、まず基本からお話しします。ヘッドライトの種類について説明いたします。

もっとも一般的に使われているのはハロゲンバルブです。電球内部に「フィラメント」という電熱線がある、お馴染みのバルブです。フィラメントに電気が通るとそこが白熱化して発光します。自然な光なので眩しくないのがハロゲンバルブの特徴です。価格も手頃で、優しい自然な光を放ちます。しかし、他のバルブに比べて明るさが劣ることが最大のデメリットです。

次に紹介するのはHIDバルブです。「High Intensity Discharge」の略です。HIDバルブは白くて明るい光が特徴です。実際、HIDはLEDよりも明るいです。明るさを最優先する場合、HIDが最適です。また、消費電力が少ないのもHIDバルブの利点です。ハロゲンの約半分程度で、LEDよりも少し少ないです。ただし、複雑な構造のため取り付けが難しい、高価である、バルブが壊れた場合に水銀を含むため危険があるといったデメリットも存在します。

最後にご紹介するのはLEDです。皆さんご存じの通り、LEDは寿命が長い、明るい、消費電力が少ない、交換作業が簡単といったメリットがあります。

 

灯光は何色でも良いのか?レンズカラーは?

ヘッドライトの種類に続いて、レンズの色について説明いたします。

公道を走行するモーターサイクルはヘッドライト、ウィンカーなどを装備する必要がありますが、灯光の色には規制があります。詳細は以前の記事をご覧いただくとして、簡単に言うと、ヘッドライトの灯光色は白、ウィンカーの灯光色は橙色と決められています。ただし、1973年(昭和48年)11月30日以前に製造された車種については、前面は黄色、橙色、白色、または乳白色である必要があり、後面は黄色、橙色、または赤色である必要があります。側面は黄色または橙色です。

しかし、注意点として、灯光の色が規制されており、レンズカラーそのものに制約はないため、極端な場合、レンズの色は何色でも構いません。ただし、非適合品もあるため、購入時には注意が必要です。

ヘッドライトとウィンカーのレンズカラーは何色でも大丈夫!?

 

フォグランプの役割は?

フォグランプの役割について説明しましょう。

ハーレーの中でも、クラシカルなモデルやツーリング性能を重視したモデルにのみ装備されているのが「フォグランプ」です。フォグは霧を意味し、霧の中での使用に適しています。霧に覆われると、ヘッドライトでも前方がほとんど見えなくなります。このような状況でフォグランプは非常に役立ちます。

フォグランプは、通常のライトよりも上下に狭く、左右に広く照らします。これにより光の乱反射を防ぎ、前方の視界を確保できるようになります。また、対向車や周囲の通行者に自分の存在を知らせることもでき、より安全に走行できるようになります。

フォグランプの色にも規制があり、白色または淡黄色である必要があります。詳細については以前の記事を参照してください。

フォグランプって何用なの?そもそもレンズの色がカラフルだけどいいの??

 

6Vのビンテージハーレーに12Vの電装類を装着する!

最後に、ビンテージ・ハーレーの6V電装系を12Vに変更したい方に役立つ情報をお伝えしましょう。そのためのおすすめパーツは、「CE社製 12Vビルトインレギュレーター・ジェネレーター」です。

品番:DS-313074

メーカー:Drag Specialties

価格:¥115,280(税込)

こちらがそのパーツです。CYCLE ELECTRIC社製の「12Vローアウトプット・ビルトインレギュレーター・ジェネレーター」で、1936-69年のナックル・パン・フラットヘッドモデルに適合しています。純正の6Vから12Vへ変換するために使用できます。

このビルトインタイプの12Vレギュレーターが付属しており、ローアウトプットタイプなので、小型の5.5A程度のバッテリーを搭載する場合に適しています。取り付けボルト径は5/16-24です。

なお、1936-57年の車輌に取り付ける場合は、ケース側の穴を5/16に拡大するか、または品番16-0920のヘリコイルをジェネレーターに挿入することで1/4のマウントボルトをそのまま使用できます。純正のサイズは1936-57年が1/4-20ボルト、1958-69年が5/16-24ボルトです。

1958年以前のモデルに取り付ける場合、品番32-0204の13Tジェネレーターギアキットへの変更が必要になります。

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