旧車だからこそアーシングを試そう!

皆様は愛車のハーレーに、アーシングを施していますか? 賛否両論あるアーシングですが、筆者は旧車にこそ試していただきたいと考えています。
今回は「旧車だからアーシングを試そう!」と題し、アーシングの仕組みと旧車へおすすめする理由、そしておすすめパーツをご紹介いたします。
アーシングは電流を安定させる
そもそもアーシングとは、手軽にできる電装系チューニングとして大流行した手法です。具体的には、バッテリーのマイナス極からバイクの各部に電気抵抗の低い線をつなぎ、電流を安定させるチューニングのことです。
このアーシングは「インチキ臭い!」「いや、確かに効果を体感したぞ!」と、賛否両論あるわけですが……アーシングの効果としては、
・エンジン始動性の向上
・アイドリングの安定
・エンジントルクの向上
・ヘッドライトの光量増加
が挙げられます。一方、デメリットとしては、バッテリーの寿命低下やヘッドライトバルブの寿命低下が指摘されています。
アーシングは旧車にこそ試すべき!
そもそもアーシングに効果があるのか、という疑問への回答にもなるのですが……そもそも新型車両等にはアーシングの効果は薄い、と筆者は考えています。
なぜなら、科学的な考え方ではありませんが、少し配線を足しただけでエンジンの始動性が向上したり、エンジントルクが向上するなら、車両生産メーカーが必ず行うはず、という理屈です。新車メーカーでは車両設計時に、必要な電気容量に対して十分なアースを確保しています。ですから、比較的年式の新しい車両にアーシングを追加しても、劇的な変化は期待できないと考えています。
では、旧車の場合はどうでしょうか。そもそも設計時の精度が低かったり、車両の劣化等で電流の流れが悪くなっている可能性が高いのです。さらに言えば、もともとアーシングは、古くなった車やバイクの電気の通り道を復活させる目的で始められたチューニング技術であるため、旧車には最適、という理屈です。
よって結論としては、旧車だからこそアーシングを試していただきたい、となるのです。
メッシュマイナスバッテリーケーブル 9.5インチ
品番:32-0324
メーカー:V-TWIN
価格:¥5,115(税込)
適合:1967-72年XLH用
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