初心者だけじゃない!ベテランでも起こる「立ちゴケ」や転倒した際の注意点

投稿日:2025-09-26

立ちゴケや転倒は、ライダーにとって避けたい出来事ですよね。ベテランライダーである筆者も、残念ながら経験があります。

今回は、「初心者だけじゃない!ベテランでも起こる立ちゴケ・転倒時の注意点」と題し、立ちゴケや転倒時の対応や予防策についてお伝えします。

 

立ちゴケ・転倒からの回復方法と注意点

どんなに注意していても、立ちゴケや転倒は起こり得ます。そこで、まずは立ちゴケ・転倒からの回復方法と注意点について説明します。

 

周囲の確認と身体(怪我)のチェック

まず、エンジンがかかっている場合は、キルスイッチを操作してエンジンを止めます。バイクの下敷きになっている場合は、注意深く足を抜き、怪我の程度をチェックします。その後、後方などから車両が迫っていないか確認しましょう。

 

バイクを引き起こす

エンジンが停止し、怪我もなく、安全が確認できたら、バイクを引き起こします。

最初に、ギアを1速または2速に入れます。こうすることで後輪がロックされ、引き起こしやすくなります。引き起こしのコツは教習所で習った通りです。足を曲げきらずに片足を少し伸ばした状態で、斜め上に力をかけます。胸と腹をバイクに押し付け、腕力ではなく脚力で斜め上方に引き上げるのがポイントです。

 

バイクを確認してエンジン始動

バイクを引き起こしたら、各部をチェックします。転倒して下になった側の損傷具合、エンジンオイル漏れ、ホースやケーブル類の損傷などを確認しましょう。

問題がなければミラーのズレを修正します。ブレーキレバーやクラッチレバーが折れている場合は、応急処置として折れたレバーにスパナなどを重ねてタイラップや針金で固定します。折れたウィンカーやカウルの割れは、ガムテープで留めましょう。夜間であれば、ヘッドライトの照射向きもチェックします。

 これらの確認と応急処置が終われば、エンジンを始動して再スタートできます。

 

立ちゴケ・転倒を予防しよう!

次に、立ちゴケ・転倒の予防策について、筆者の経験に基づいてお話します。あくまで主観的な内容ですが、参考にしていただければ幸いです。

 

信号待ちでの立ちゴケに注意!

立ちゴケは、どのような状況で起こりやすいのでしょうか? 筆者の経験では、信号での停車時がその一つです。

特に、路面が濡れて滑りやすい時、裾が広めのパンツを着用している時、坂道での停車時などは注意が必要です。改めて思い返してみると、筆者は様々なシーンで立ちゴケを経験しています。このような状況での立ちゴケは、足つきに注意すれば防ぐことができます。

 

取り回し中の立ちゴケにも注意!

駐車場でエンジンを止めたバイクを取り回す際にも、立ちゴケが起こることがあります。

予防策としては、取り回ししやすい場所に駐車することがおすすめです。可能であれば、砂利の駐車場は避け、込み入った駐車スペースへの駐車も避けましょう。取り回しは慎重に行うことはもちろん、腰を入れて、ハンドルやブレーキを急激に操作しないように注意することも大切です。

 

エンジンガードの装着も有効!

立ちゴケを物理的に防止するアイテムとして、エンジンガードがあります。教習所のバイクにも装備されていることが多く、場合によってはドレスアップパーツとしても機能します。

バイクのテイストに合うようであれば、エンジンガードを装着することで立ちゴケを防止できるだけでなく、万が一の転倒時にも愛車を守ることができます。

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