素材にこだわってる?本革・合皮のメリット&デメリットについて学ぼう!

投稿日:2019-04-19

「本革は良品に違いなく、合皮は何となく貧乏臭い……」そんな風に思っていませんか?筆者もそのように思っていました。率直に言いますと「合皮なんか偽物じゃないか!」ってこと。ところが……最近の合皮って凄いんですよね。

実は筆者、とある方からプレゼントされた財布を自慢気に、革職人をしている友人に見せたことがあるんです。「やっぱ本革の財布って作るの大変なの?」なんて……。すると彼は言いました。「素敵な財布だね、でもコレ合皮だよ……」落ち込みましたね……。

 

本革と合皮、その見分け方は?

といういことで今回は、その筆者の友人である革職人から聞いた内容をベースにして、本革と合皮のメリットとデメリットについて、お伝えしてみます。

そもそも皆さん、本革と合皮の違いって分かりますか?筆者は先に挙げたように、全く分かっていませんでした。で、実際のところ、近年は合皮のレベルが上がってきていて、一見しただけでは分かり難いのだそうです。

見分け方のポイントとしては……革を優しく曲げたときの表情を見ると分かる、とのこと。具体的には、本革は毛穴があり、表面の表情の変わり方が生き物のようである、といいます。合皮は単にビロ~っと伸びるだけです。また断面を見たとき、本革は細かい繊維と太い繊維が入り混じりながらミッチリと詰まった網のようになっているのだそうです。また手に触れたとき、本革は優しく吸い付くような感触が得られるのに対して、合皮は防水加工を施している関係上、ツルっとしています。

 

本革と合皮、そのメリットとデメリットを知る

さて、続いては、本革と合皮のメリットとデメリット。

まず本革のメリットですが、第一に優しい手触り。革職人さんは言いました。「革は生き物だから……」触れたときの手触りの良さは、今のところ本革にしか出せないものなのだそうです。また、風合いと言いまして、経時変化を楽しむことができる、というのも本革の良い所。使い込むほどに色に深みが出て、各部の形や軟らかさが変化して、使い手に馴染んで行きます。そうした表情を楽しむことができるのも、本革の良さであると言えます。バイク用のシートやグリップ、サドルバッグなどでも、本革が愛される理由が分かる、というものです。

一方で、本革のデメリットとしては、合皮と比較してやや重い点と、メンテナンスが必要、ということ。定期的なクリーニングとオイル塗布が欠かせません。

続いては合皮です。合皮のメリットは、一般的には安価であること、防水性が高いこと、メンテナンスフリーであること、が挙げられます。また近年は合皮の耐久性が高まっていることから、その点では本革と比べてデメリットは無くなっているのだとか。ただし……経時変化したときの表情では本革とは比べるべくもない、とのことです。

 

本革サドルシート ブラウン プレーン スモール

品番:100-0852

メーカー:GUTS CHROME

価格:¥19,800(税込)

ということで筆者的には、ハーレーには合皮ではなく本革が似合うのではないかと思っておりまして、サドルであれば、こんなイタリアンレザー(牛)を使用した汎用ソロシートなんかが好みです。特徴としては……

・表面のキメが細かい

・滑らかで艶がある

・発色が良く透明感がある

のであります。財布や靴・鞄などに使われることが多い革ですが、厚みをもたせることで上品さとタフさを併せ持ったシートに仕上がっています。

 

ウィリー&マックス メカニック サドルバック

品番:SB444-05

メーカー:willieandmax

価格:¥19,697(税込)

一方で、本革が良いと言っていられないのが、サドルバッグ。常に肌に触れる部分ではありませんし、頻繁にメンテするのも面倒臭いので、ここは合皮で良いではないか、というのが筆者の考え。こちらのメカニックサドルバックは振り分け式・合皮製品です。

サイズは368×318x140mmで工具入れが付いてきます。

 

革のお手入れにはラナパーレザートリートメント

品番:11-0022

メーカー:GUTS CHROME

価格:¥2,160(税込)

さてさて、最後に本革のお手入れについて。蜜ロウとホホバ油を主成分とする100%天然素材のレザー用トリートメント「ラナパー」が最強でしょう!

革製品の保護、ツヤだし・撥水効果・カビが生えにくい、といった効果を発揮します。また表面の汚れ落としにもご使用いただけます。ブーツや革ジャン、小物系のお手入れのほか、もちろん本革シートなどのお手入れにご利用いただけます。

内容量は100ml、スポンジ付きです。

 

本革と合皮は適材適所で使い分けるべし!

ということで今回は、本革と合皮のメリットとデメリットをご紹介してみました。筆者の見解では、適材適所で使い分けたら良いのかな、と思います。

皆さんも、それぞれの特徴を把握したうえで、お好みの素材を選んでくださいね!

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