電動バイク再び!次のモデルは新型EVスクランブラー!

投稿日:2019-09-06

ハーレーの電動バイク「LiveWire」のリリースが迫る昨今ですが……実はハーレーが、もう一つの電動コンセプトモデルを発表している事実を先日ご紹介しています。

 

ハーレーから新型EVダートバイクがラインアップ!

それはボディの中央が空洞の、極めてユニークなダートバイクだったわけですが……

 

もう1台のコンセプトモデルは、まるでMTBだ!

それがコチラ!上掲の過去記事でご紹介したダートバイクより、更に軽量(であるに違いない)仕上がりを見せております。

で、その狙いところは……これはモーターサイクル初心者であり、街乗りユーザー……。本記事を熱心にお読みくださっているような一般的なハーレー・バイカーさんは、実のところ対象外なのであります。もちろんセカンドバイクとして、あるいは通勤通学用に……というニーズならば、ドはまりするでしょうが。

 

一方で、ハーレー本社では、その”乗り味”についても言及しています。電動パワーユニット独特の加速感を重視し、また軽量に仕上げることで、日々のライディングをスリリングなものにしてくれると、そう断言しております。

電動の乗り物を「ダルい」「遅い」とおっしゃる方が少なくありませんが、実はソレは間違い。モーターというのは低回転からググっとパワーが出ますから、その加速感は素晴らしいものがあります。むしろ高回転域(高速域)での電費の悪さが、実は電動パワートレインの弱点なのです。そういした意味では、MTB(マウンテンバイク;自転車)のようなエクステリアを持たせたコミューターであろう本車両のようなモデルであれば、高速走行は(ほぼ)行われませんから、電動パワーユニットのメリットをより一層享受しやすいはずなのです。

 

車体周りを見て行きましても、モーターサイクルというよりは、むしろMTB。自転車に近い乗り物を想定しているようです。バッテリーは可搬式を想定しており、そのバッテリーのチャージには公共スペースにあるバッテリー充電施設を使うことが想定されている模様。

ということで、この電動バイク・コンセプトは、残念ながら「LiveWire」のような市販を想定したモデルではなく、それなりに遠くの未来を見据えたもののようです。が、ハーレーが幾度となく挑戦して失敗を続けているコミューター領域のモデルであることは明らか。

今後どうなるのか……生温かい眼差してで注視して行こうと思う筆者なのであります。

 

参考-ハーレー
このページのTOPへ