ハーレーパーツメーカー~AVON
ハーレー・ダビッドソンをはじめとするクルーザーやカスタムバイクの足元を、ぐっと引き締めてくれる英国の老舗タイヤブランドが「AVON(エイボン)」です。
メジャーブランドとはひと味違う、英国らしいこだわりが詰まったこのブランドの歴史と、ハーレー乗りに支持される理由を紐解いていきます。
AVONは1885年創業、英国の老舗タイヤメーカー!
AVON(エイボン)の歴史は1885年、英国ウィルトシャー州リンプリー・ストークにあった「エイボン・ミル」という古い織物工場で、ゴム製品の製造に乗り出したことに始まります。ブランド名の由来は、この工場のそばを流れるエイボン川です。
事業は順調に拡大し、1890年には同じウィルトシャー州のメルクシャムへ拠点を移しました。当初は鉄道向けの部品やソリッドタイヤ、コンベアベルトなどを手掛けていましたが、やがてタイヤづくりへと軸足を移していきます。現在のエイボン公式サイトでも、1904年をタイヤブランドとしての出発点として掲げています。
そして大きな転機となったのが1911年です。メルクシャムの工場でモーターサイクル用タイヤの生産がスタートし、エイボンは二輪用タイヤの名門として歩みを進めていきます。第二次世界大戦後には、マイク・ヘイルウッドやジョン・サーティースがエイボンのタイヤでGPタイトルを獲得し、マン島TTでも二輪とサイドカーの両方で勝利を収めています。
メルクシャムで100年以上続いた二輪用タイヤづくり
1997年、エイボンのタイヤ事業は米国のクーパータイヤ社へ売却されます。親会社が変わった後も、モーターサイクル用タイヤはメルクシャムの工場で作られ続けました。2018年にクルマ用タイヤの生産が欧州の別工場へ移されてからも、同工場は二輪用とモータースポーツ用のタイヤに絞って稼働を続け、英国に残る最後のモーターサイクル用タイヤ工場となっていました。
しかし2021年にクーパータイヤ社が米グッドイヤー社の傘下に入ると、状況が変わります。2022年に工場閉鎖の方針が発表され、2023年12月、メルクシャム工場は長いタイヤ生産の歴史に幕を下ろしました。最後に作られたタイヤの中には、1950年代のビンテージバイク向けのものも含まれていたそうです。
効率やコストが優先される現代において、この一途な英国製へのこだわりこそがエイボン最大のアイデンティティです。 その後、エイボンの二輪用タイヤは生産拠点をEU圏の工場へ移し、2025年にブランドとして再スタートを切っています。英国メルクシャムで長年積み重ねられたノウハウと、伝統のパターンを大切に作り続けてきた姿勢こそが、エイボンというブランドの大きな魅力です。
パワークルーザー向けの「Cobra Chrome(コブラクローム)」
現行のエイボンのラインアップで、大排気量のハーレーやツーリングモデルに向けて用意されているのが「Cobra Chrome(コブラクローム)」です。パワークルーザーやツーリングモデル、カスタム車両向けに開発されたタイヤで、新しい構造とコンパウンドによってウェット路面での制動性能と安定性を高めています。先代の「Cobra(コブラ)」と比べて接地面積を5%以上広げたことも特徴で、路面の状況を問わず安定した手応えを伝えてくれます。
デザイン面では、ヘビの皮を思わせるサイドウォールの模様と、浮き彫りにされたコブラの頭のロゴが目を引きます。15インチから23インチまで63サイズがそろっており、バガーやツーリングモデルの足回りを個性的に演出してくれます。
旧車やチョッパーに似合う「SPMK2」と「SMMK2」
一方、ショベルヘッドやパンヘッドといった旧いハーレーや、チョッパー、ボバーを好むハーレー乗りから長く支持されているのが、昔ながらのトレッドパターンを持つ「SPMK2」と「SMMK2」です。
SPMK2は「Speedmaster MkII(スピードマスター マーク2)」、SMMK2は「Safety Mileage MkII(セーフティマイレージ マーク2)」の略です。SPMK2は縦溝のリブパターンを持つフロント用で、軽く素直なハンドリングが持ち味です。SMMK2はブロックパターンの主にリア用で、背の高いサイドウォールが旧車らしいたたずまいを生み出します。
どちらも、もともとは1940年代から1970年代の英国製バイクに装着されてきた伝統のパターンです。フロントにSPMK2、リアにSMMK2という組み合わせは昔ながらの定番セットとして知られ、その雰囲気はハーレーの旧車やチョッパーにもよく似合います。
エイボンは伝統と個性で選ぶ大人の選択肢
1885年に始まるゴム製品づくりの歴史と、1911年から続くモーターサイクル用タイヤの系譜を持つエイボンのタイヤは、単なる消耗品ではありません。ハーレーのスタイルと走り心地の両方に関わる、嗜好性と実用性を兼ね備えたパーツです。
「人と被らない足元にしたい」「でもルックスや品質にも妥協したくない」と考えるハーレー乗りにとって、英国生まれのエイボンは頼もしい存在です。次のタイヤ交換の候補に、ぜひ加えてみてはいかがでしょうか?
おすすめのAVONタイヤ
AVON SPMK2 3.00-21 フロント用
品番:72227
メーカー:AVON TIRE
価格:¥39,270(税込)
サイズ:3.00-21
AVON SPMK2 3.00-21 MADE IN ENGLAND フロント用のタイヤです。フロント用のタイヤとして非常に人気の高いタイヤです。21インチだとこのタイヤというくらい定番のタイヤです。
AVON SPMK2 3.25-19 フロント用
品番:72232
メーカー:AVON TIRE
価格:¥38,610(税込)
サイズ:3.25-19
AVON SPMK2 3.25-19 フロント用。フロント用のタイヤとして非常に人気の高いタイヤです。特にチョッパーにはお勧めです!
AVON SPMK2 3.50-19 フロント用
品番:72233
メーカー:AVON TIRE
価格:¥39,270(税込)
サイズ:3.50-19
AVON SPMK2 3.50-19 フロント用。MADE IN ENGLAND フロント用のタイヤです。
AVON SmmK2 3.50-19 リア用
品番:72231
メーカー:AVON TIRE
価格:¥34,100(税込)
サイズ:3.50-19
AVON SMMK2 3.50-19 MADE IN ENGLANDのタイヤです。SPMK2と並んで非常に人気のあるタイヤです。主にリア用になります。(フロントでも可)
AVON SmmK2 5.00-16 フロント/リア
品番:72228
メーカー:AVON TIRE
価格:¥46,750(税込)
サイズ:5.00-16
AVON SMMK2 5.00-16 MADE IN ENGLAND フロント、リア兼用のタイヤです。FL系等、前後で合わせて装着するのも格好良いです。
英国の老舗が長年作り続けてきた伝統のパターンは、旧いハーレーにこそよく映えます。愛車の雰囲気に合わせて、エイボンならではの一本を選んでみてください。






