ハーレーのシートに雨水が…そんな時の対処方法

投稿日:2017-06-06

バイクシーズン到来!と思ったのもつかの間、今度は一転して梅雨を迎えようとしています。ある意味、バイク乗りには寒い冬よりも憂鬱な季節ですよね。

雨が降っている中、レインウェアを着て走るのはまだいいんです。問題は、雨が上がったと油断して愛車に跨ったところ、シートから雨水が染み出てズボンが濡れてしまうこと……これこそ不快指数100%ではないでしょうか?少なくとも筆者はこれで何度も嫌な思いを味わっています。

 

バイクのシートは、長く乗っていると汚れたり破れたりする、ある意味、消耗品と言っても過言ではないでしょう。また、心ない人の悪意によってシートを切り裂かれることもあります。そんな状態のシートに乗り続ければ、当然、いつかは雨に降られて上記のような不快な思いを味わうことになります。

そこで今回は、愛車のシートに雨水が染みこんでしまうようなトラブル時の対処方法について語ってみましょう。

 

シートを交換する

上記したようにシートは消耗品です。痛んだシートのまま乗り続ければ、雨水も染みこむし中のウレタンも傷みます。また、痛んだシートは正直、見た目も悪いです。やれた雰囲気とは違う、痛んだバイクは正直、見ていて気持ちの良い物ではありません。ここは素直に交換してみてはいかがでしょう。

 

レザーサドルシート ブラックダイヤステッチ

品番: 100-0820

メーカー: GUTS CHROME

価格:¥24,800 (税込)

高級バッグ等にも使用される高品質なイタリアンレザーをビンテージ感溢れる縦ステッチで縫い合わせたサドルシートです。ビニールレザーには無い質感を味わい、なおかつ、不快な雨水の染み込みを防ぐには、交換というのも一つの手ではないでしょうか。

ただし、こちらのアイテムは撥水加工は施されていないそうです。定期的にお手入れを心がけないと、せっかく交換したシートが台無しになりかねません。お気をつけを。

 

シートを張り替える

シートを丸々交換しなくても、中のウレタンが傷んでいなければシートを貼り替えるという手もありますよね。シート専門店などに相談して全部、交換するかシートの革だけ張り替えるかの選択肢も増えることでしょう。ご相談することをオススメします。なお、表皮交換は、工賃だけで1万円くらいかかるとのことです。

 

シートカバーを装着

これは雨水が染みこんでしまった際の対処というより、雨水が染みこまないようにする対策ですが、停車する際は撥水性のあるシートカバーを装着してみてはいかがでしょうか。とりあえず常に乾燥した状態のシートに跨ることを実現してくれる、超リアルかつ経済的で現実的な対処法です。お手軽ですし、まずはシートカバーを常に積んでおくという選択肢をお忘れなく!

 

シートカバーを乾かす

シートの破れた部位をビニールテープやガムテープで応急処置をしている方もよく見かけますが、その処置がどこまで持ってくれるのかということは、やった方ならばご存じでしょう。ほとんど効き目はありません。必ずやどこかから浸水し、同じような結果を招きます。

そんなお金もかけられないという方には、シートを乾燥をオススメしましょう。シートの縫い目や穴、破れた箇所などを下にし、風通しのいいところで吊るすと早くに水分が抜けていきます。お試しあれ。

 

シート自体に対策

それでも撥水加工のされていないシートが雨水を吸えば、やがて染み出します……そこでDIY的な対処法ですが、まずウレタンフォーム(シートのスポンジ)への吸水を防ぐためにウレタンにゴミ袋などを被せます。この際、ゴミ袋はビニール製ではなくてポリウレタン製のほうが音がしなくて良いです。サランラップという選択肢もありますね。そうしてゴミ袋を被せてから、ズレ防止のため、いったんステープルで固定します。

次にシートの継ぎ目にはホームセンターで購入できるシリコンシーラントを塗りつけます。お風呂の水漏れを直すコーキング剤も同じような役割を果たします。こ

れが乾燥してからシート皮をステープルで留めます。本革製であれば皮用の防水スプレーをまんべんなく噴いておきます。

 

コンビニ袋をかぶせてしまう

全ての作業が面倒だと感じた方は、雨上がりの際は、まず、シートにコンビニ袋をかぶせて跨ってみるのも一つの手でしょう。見た目は最悪かもしれませんが、少なくとも濡れずにバイクに乗ることができます。材料の入手も極めて安価です。

どんなカッコいいバイクでも、シートから雨水が染みだすようでは魅力も半減。いずれかの方法を駆使して、爽快なバイクライフをお送りください。

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