ハーレーが出先で故障!? バイクレッカーの基礎知識を2分で学ぶ

ハーレーに限りませんが、出先で愛車が故障してにっちもさっちもいかなくなった経験はありませんか?最初はパニクり、次いで不安感にさいなまされ、最後に開き直って業者を呼ぶ……あの絶望感と来たら、どう表現していいかわからない、バイカーにとっては最悪の事態と言えますよね。
しかし、最悪の事態だからといって何の対処もせずに放って置いたら、さらなる不幸が待ち受けていることは想像に難くありません。最悪な中でも最善を尽くす、それこそが現代に生きるハーレー乗りの正しい姿勢ではないでしょうか。
というわけで、今回はバイクレッカーについての基礎知識について語ってみましょう。
ロードサービスとは?
バイクのロードサービスは、ガス欠やバッテリーあがりといった不具合から、始動不良に応急処置をしてエンジンをかけるなど、様々なトラブルに応じた対処をしてくれます。その場では対処不可能と判断すればレッカーも対応してくれる、まさに捨てる神あれば拾う神ありといったありがたい存在です。
ロードサービスに加入していないと大変なことに
そんなありがたい存在のロードサービスですが、これらのサービスを行っている団体に加入していないと大変なことになります。まず、加入していれば無料で対応してくれるロードサービスが有料になります。それもリーズナブルな金額とはとても言えない額です。例えばJAFに有料で頼んだ場合、基本料金で8,230円。その他の作業料金を含めると1〜2万円が軽く吹っ飛びます。長距離のレッカーになると、何十万円もの金額を請求される場合もあります。
そんな無駄な費用をかけないためにも、バイク保険やクレジットカードに付随したロードサービスに加入するなど、何らかのロードサービスを利用できるようにしておく必要があります。
バイクに対応していない場合も!?
クレジットカードや自動車保険に付随したロードサービスに加入したからと言って、忘れてはならないことがあります。それは、クルマなどがターゲットのロードサービスが、必ずしもバイクに対応しているとは限らないということです。いざという時のために、自分が加入している保険やカードがバイクに対応しているかどうかを確かめておく必要があります。
それでは、どういった団体ならバイクにも対応してくれるのか、代表例を紹介していきましょう。
JAF
まず、基本中の基本と言えばJAFですね。クルマ、バイクを購入した際、入会金2,000円、年会費4,000円をケチったがために後悔している人は後を絶ちません。入会とともに手に入れるのは絶大な信頼感と手厚いサービス。加入していないと莫大な非会員向けの有料サービスが取られます。自分(愛車)を過信して泣きを見た人間を多数、見て来ました。とりあえず加入しておいて間違いないことは確かです。
ZuttoRide Club
ZuttoRide Clubはバイクの盗難保険最大手です。バイク専用のロードサービスにも力を入れています。レッカーの移動距離によって年会費が変動するという有料サービスで、50km以内なら年会費5,900円、100kmまでなら7,9007円、無制限なら9,900円となっています。他にも宿泊施設割引や入院の見舞金など、多彩なサービスが受けられるのも魅力の一つですね。
任意保険の付帯サービス
どんなバイクでも公道を走る以上、任意保険には加入していますが、この際にロードサービスが付いてくる保険商品があります。自動車保険でも、バイクに対応している場合もあるので、任意保険に入る前に、確認しておいたほうが良いでしょう。
ロードサービスの内容は、保険会社によって異なりますが、無料レッカー搬送、ガス欠時の給油・バッテリーあがりのジャンピングなど、とりあえず入っておけば概ね必要であろうサービスを受けることが可能です。まずは確認から始めましょう。
販売店のロードサービス
大手バイク販売店などは独自のロードサービスを運営している場合もあります。新車購入の場合、無料でロードサービスが付帯することもあるしょうです。レッカー距離が無制限という場合もあるそうなので、まずは内容を確認しておきましょう。
クレジットカードの特典
クレジットカードの中には特典としてロードサービスが付いている事があります。クレジットカードのロードサービスでは車専用のものと、バイクにも対応しているサービスがあります。残念ながら年会費無料のカードには付帯しないことが多いようですが、まずは自分の持っているカードのサービスについて確認しておくことが重要です。
ロードサービスまとめ
このようにロードサービスを受けられるパターンはかなり多岐に渡っています。昔のライダーは、JAFに加入しないで、莫大な有料サービス払って急場をしのいでいるパターンが多かったのですが、最近では上記したように、様々なロードサービスが入り交じっており、無自覚に加入していながら活用していないというパターンも少なくないと思います。まずは、自分がどういったサービスを受ける権利を有しているのか確認し、いざという時はロードサービスをきっちりと受けましょう。必ずや役に立つこと請け合いです。