経年劣化に気をつけろ!気になるゴム部品の交換時期とは?

投稿日:2018-08-28

ハーレーは“鉄の馬”なんて表現されますよね。国産車では金属パーツを樹脂製に置換することで低コスト化と軽量化を実現しているのですが、ハーレーは未だに金属製パーツが数多く使われており、それが独特の魅力となっているのです。

ところが……ハーレーにも国産車にも、同じように使われている素材があります。それがゴム製パーツです。今回は「ゴム部品の交換時期」についてご紹介したいと思います。

 

ゴム部品は意外に重要!

ところで、ゴム部品って何処に使われているのでしょうか?思い付くのは、フューエルホースにフォークダストカバー、それにOリングやタイヤなどがそうですね。これらの経年劣化で不具合が発生すると……とんでもないことになってしまいます。

筆者にも悲しい経験があります。約10年ほど乗り続けた1966年式のVW「Type II」。当時にしては大金(約30万円 笑)をはたいて購入、腰上を自力でOHして愛していたのですが……子供が生まれて、ミルク代をねん出するため、泣く泣く売ることになったのです。そして査定などを終え、売却を翌日に控えたある朝……なんと自宅車庫がガソリンの海(遠浅なので有明海)になっとるじゃありませんか!フューエルホースに亀裂が入っていたのです。それまでの10年間、ただの一度もトラブルがなかった愛車でしたが、売却前日のまさかのトラブルでした。

 

ゴム部品の交換時期は?

そんなワケで、ゴム部品の経年劣化には、気を付けなければいけなのですが……では、どのタイミングで交換すれば良いのでしょうか?

例えば上で筆者の経験をお伝えしたフューエルホース。これなんかは、もちろんゴム製品だから経年劣化して行くのですが……正直、正確な交換時期は分かりません。が、クルマの場合は5年で交換とか、バイクであれば2年毎に点検、などと言われています。ということで、常にウォッチしておいて劣化具合を把握しておくのが大切だと思われます。表面のひび割れ、またゴム製部品に有り勝ちな”硬化”が発生している場合には、迷わず交換しておくと良いでしょう。

それからフォークダストカバー。フォークブーツなどと呼ばれる場合もあります。コチラは、未装備の車両もあり、機能パーツとしての役割は半分。ドレスアップ的な要素も少なくありませんが……それでも2年ほどで破れてしまった経験が筆者にはあります。コチラも破れや硬化が発生していたら、交換すると良いと思います。

そして問題はOリング。一般的なバイカーさんであれば、Oリングは普段お目に掛かる機会があるパーツではありません。エンジンやキャブレターなどを分解すると出てきます。そんな地味な存在のOリングですが、担っている役割は重要!彼らがしっかり働いていないと、オイル漏れやガス漏れが発生するのです。なので、もしOリングに出くわす作業をしたならば、その都度新品に交換してしまうべきです。

 

ゴム部品は消耗品の最たるもの!

品番:RE-022NC

メーカー:R&U PRODUCTS

価格:¥154(税込)

ということで、コチラは「Continental フューエルホース 1/4(内径約6mm) 10cm売り」。常用耐圧50PSI/バーストプレッシャー250PSI、耐熱温度-40℃〜125℃。性能に非常に優れた工業製品仕様の本格派ヘビーデューティーホースです。

またゴム製品のトップメーカーらしくホース自体の品質も他社のアジア製品とは比べ物にならないほど高い仕上がりです。ゴムの品質が非常に良いため、ホースは柔らかくできており取り回しも非常に行いやすいホースです。

こうしたフューエルホースに交換しておくと安心ですね。

 

品番: HD-03216

メーカー:KIJIMA

価格:¥4,644(税込)

「フロントフォークブーツ 49mmショート 2ヶセット」なんかも、当店では販売しています。06年以降ダイナ用の49パイフォークのショートフォークブーツです。適合車種をご確認のうえ、ご購入くださいね。

ということで、いかがでしたでしょうか?今回は、地味に各所に使われているゴム部品の交換時期についてのお話でした。

各パーツについて、何年毎に、とお伝えできないのは辛いところですが、「経年劣化を常に見ておき、必要とあらば交換する!」それが交換時期、ということで、結論とさせていただきます。

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