「片持ちスイングアーム」って一体なんのメリットがあるの?

片持ちスイングアーム……ハーレーカスタムでも極稀に採用されていますが、アレって一体なんのメリットがあるのかご存知でしょうか?
今回は(あまりハーレーとは関係なく恐縮ですが……)そんな片持ちスイングアームについてのお話です。
片持ちスイングアームのメリットとは?
片持ちスイングアームの採用率が世界で一番高いメーカー……それはイタリアの走る宝石、MVアグスタで間違いないでしょう。なんと……その採用率は……100%!同社が新車として販売しているモーターサイクルは全て、片持ちスイングアームを装備しているのであります。
また同じくイタリアのドゥカティもまた、片持ちスイングアームが大好き!本気モデルのみならず、お洒落なクルーザーやアドベンチャースポーツモデルにまで採用しているのであります。ところが……沢山売って儲けてやろうという助平心を満載にしたスクランブラーは片持ちではない。
ということで、これら事実から明らかになるのが……片持ちスイングアームはカッコいい!という事実なのであります。よって、付加価値をつけて高値で売りたいメーカーが挙って採用しているのであります。ただし……リアアクスルが極太である必要がありますし、スイングアームも大きく膨らませて薄肉である必要があるなど、それなりに手間も必要となるのであります。それでも、MVアグスタにしろドゥカティにしろ、片持ちスイングアームは、最早、彼等にとっては一つのアイコンでもあるわけで、もう止めることなんて出来ないと思われます。
また、カッコいいだけでなく、片持ちスイングアームはタイヤ交換が圧倒的に楽である、というメリットもあります。そりゃ見れば分かりますよね?特にドゥカティなんかは、耐久レースで名を挙げたメーカーですから、当初はそれを高らかに謳っていたわけです。「耐久レーサー譲りの片持ちスイングアーム」であると。これはホンダにも同じことが言えます。
が……今になってみれば正解は分かります。結局のところ……カッコいいから!それが片持ちスイングアームのメリットであると、こう断言しておきたいと思います。
ハーレーで片持ちスイングアームに交換できるのか!?
散々、MVアグスタやドゥカティの話ばかりしてきましたが、片持ち仕様のハーレーは日本のカスタムショーでもちらほら見かけますよね!
実際に片持ちにできるのか……結論から言えばできます!が、車検が通りにくかったり、カスタム費用がとんでもない金額になるので、あまりおすすめはできませんね……